“見え方”から設計する── 画質 と軽さを両立するUIの技術

こんにちは、阿久梨絵です!
Webやブログで画像を使うとき、読み込み速度と 画質 のバランスが悩みどころ。
軽くしたいけど、ぼやけるのはイヤ」——そんなときに使える、画質を保ったまま軽量化する方法を紹介します。

まず押さえるべき:画質を落とさない圧縮とは?

・単なる「サイズ縮小」ではなく、“情報量を保ったまま”ファイルサイズを減らす
ポイントは3つ

画像形式の選び方
圧縮ツールの使い方
CSSでの表示最適化

① 画像形式を見直す:軽くて高画質な選択肢

形式特徴弊社用途例
WebP高圧縮+高画質/透過も可UI画像/バナー/人物写真
AVIF次世代形式/さらに高圧縮+高画質LP背景/アイキャッチ
PNG可逆圧縮/透明対応/やや重めロゴ/アイコン/UI部品
SVGベクター形式/拡大しても劣化なしロゴ/アイコン/装飾線

JPEGは圧縮率高いが劣化しやすい。WebPかAVIFが最適解

② 圧縮ツールで“見た目そのまま”に軽量化

オススメツール

ツール名特徴
SquooshGoogle製/画質確認しながら圧縮
TinyPNG / TinyJPG自動最適化/複数画像対応
ImageOptimMac向け/ドラッグ&ドロップで一括処理
CaesiumWindows向け/画質調整しながら圧縮

Squoosh」でWebP変換+画質確認がベスト

③ CSSで“見せ方”を最適化する

表示サイズ実画像サイズを合わせる

img {
width: 100%;
height: auto;
}

→ 小さい画像を引き伸ばすとぼやける。表示サイズ以上の解像度で用意する

Retina対応(高解像度ディスプレイ)

すべての画像に2倍サイズを用意する必要はない
・ロゴ・UI部品・装飾など“にじみが印象に直結する部分”だけ対応
SVGやWebPでスケーラブルに設計すれば、軽量かつ鮮明に表示可能
→ Retina対応は“画質を上げる”ではなく“ぼやけを防ぐ”ための設計

ビジュアル演出Tips

白抜き+シャドウ+余白で“ポップ感”を演出
・CTAボタン横のアイコンはSVGで浮かせる演出が効果的
人物写真は視線が読者に向いているものを選ぶと滞在率UP

軽量化しても“印象に残る”画像設計がUXを変える

まとめ

画質 を落とさずに軽量化するには、形式選び・ツール活用・CSS設計の3点セットが必要。
弊社では、こうした“見え方から設計するUI”と“実用的なビジュアル最適化術”を今後も発信していきます。
阿久梨絵でした!

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