こんにちは、阿久梨絵です!
「キックオフはしたけど、なんか噛み合ってない」
「仕様は決まったはずなのに、進行がぎこちない」
「誰も口にしないけど、ちょっと不安な空気が漂ってる…」
ITシステム構築プロジェクト の序盤で、そんな“うまくいってない雰囲気”を感じたことはありませんか?
今回はその“違和感”の正体と、早めに手を打つためのヒントをまとめてみました。
なぜ序盤で“モヤる”のか?
1. 目的が共有されていない
「何のためにこのシステムを作るのか」が、関係者の中でズレていると、序盤から噛み合いません。
2. 役割と責任が曖昧
誰が何を決めるのか、誰がどこまでやるのかが不明確だと、意思決定が滞りがち。
3. “言いにくいこと”が言えない空気
「この仕様、ちょっと無理があるかも…」と思っても、言い出せない雰囲気があると、後々爆発します。
4. スケジュールだけが先行している
納期ありきで進めると、設計や要件定義が雑になり、現場に不安が広がります。
“うまくいってない空気”のサイン
| サイン | 状況 | 放置すると… |
|---|---|---|
| 会議が形だけで終わる | 決定事項が曖昧、議事録が残らない | 認識ズレが積み重なる |
| メンバーの発言が減る | 疑問や不満が言いづらい雰囲気 | モチベーション低下、離脱リスク |
| “とりあえず進めよう”が口癖に | 根本の課題が先送りされる | 後半で手戻り・炎上 |
| 仕様変更が頻発する | 要件定義が甘い or 未整理 | 工数増加、信頼低下 |
序盤の“違和感”に気づいたらやるべきこと
目的とゴールを再確認する
「このプロジェクトで何を達成したいのか」を、関係者全員で言語化・共有する。
“言いにくいこと”を言える場をつくる
雑談ベースでもOK。Slackや非公式MTGなど、気軽に話せる場があるだけで空気が変わります。
小さな成功体験を積む
「この部分はうまくいった!」という実感があると、チームの空気が前向きになります。
“進める”より“整える”を優先する
序盤はスピードよりも、土台づくり。設計・要件・体制を丁寧に整えることで、後半がラクになります。
まとめ
ITシステム構築プロジェクト の序盤で感じる“うまくいってない空気”は、放置すると確実にトラブルになります。
でも、違和感に気づける人がいるだけで、プロジェクトは救われます。
「なんかモヤるな…」と思ったら、それは“気のせい”じゃなく“気づき”です。
その気づきを、チームの前向きな一歩につなげていきましょう。
阿久梨絵でした!
