こんにちは、阿久梨絵です!
「議事録って、誰もちゃんと読んでないよね」
「レビューって時間かかるだけじゃない?」
「ドキュメント作るより、コード書いた方が早いでしょ」
そんなふうに、 ITプロジェクト の現場では“無駄に感じる作業”がいくつもあります。
でも実は、それらの作業こそが、プロジェクトを守る“見えない盾”になっていることも。
今回は、軽視されがちな作業の中にある「本当の価値」をやさしく解説します。
無駄に見えるけど、重要な作業とは?
① 議事録・記録の作成
「誰が何を決めたか」「何を保留したか」を残すことは、後々のトラブル回避に直結します。
・認識ズレを防ぐ
・言った言わない問題を回避
・引き継ぎや振り返りに役立つ
議事録は“未来の自分とチームへの手紙”です。
② コードレビュー
「時間がかかる」「面倒」と思われがちですが、品質とチーム力を高める最強の習慣です。
・バグの早期発見
・設計の改善提案
・ナレッジ共有と育成
レビューは“チームの知恵を集める場”。個人プレーから脱却できます。
③ ドキュメント整備
「どうせ誰も読まない」と思って放置すると、保守や運用で地獄を見ます。
・仕様の理解が早まる
・新メンバーのオンボーディングがスムーズ
・保守・改修時の安心材料になる
ドキュメントは“未来の自分を助ける保険”。書いておいて損はなし。
④ テスト設計と記録
「動けばいいでしょ」では済まないのが、システムの世界。
・想定外の挙動を防ぐ
・仕様変更時の影響確認がしやすい
・品質保証の根拠になる
テストは“信頼の裏付け”。ユーザーの安心感にもつながります。
⑤ 定例ミーティング・進捗共有
「毎週やる意味ある?」と思われがちですが、空気のズレを防ぐ大切な場です。
・認識合わせ・軌道修正ができる
・モチベーション維持につながる
・小さな不安や違和感を拾える
定例は“空気を整える場”。進捗より“温度感”の共有が大事。
まとめ
| 作業 | 軽視されがちだけど… | 本当の価値 |
|---|---|---|
| 議事録 | 誰も読まない? | 認識ズレ・責任の明確化 |
| レビュー | 時間のムダ? | 品質向上・チーム力強化 |
| ドキュメント | 書く暇ない? | 保守性・引き継ぎ効率 |
| テスト設計 | 面倒くさい? | 品質保証・安心感 |
| 定例MTG | 形だけ? | 空気の調整・早期修正 |
ITプロジェクト は、コードだけで動いているわけではありません。
“無駄に見える作業”の中にこそ、プロジェクトを支える土台があります。
見えない価値に気づける人がいるだけで、チームは強くなる。
そしてその気づきが、炎上を防ぎ、信頼を生む第一歩になります。
阿久梨絵でした!
