こんにちは、阿久梨絵です!
通知が来たとき、 スマホ が「ブルッ」と震える。
音を出さずに気づかせてくれる便利な機能ですが、ふと疑問に思いませんか?
「この振動って、どうやって起こしてるの?」
「中で何が動いてるの?」
実は、スマホのバイブレーションには物理的な仕掛けがしっかり存在します。
今回はその“見えないメカニズム”を、やさしく解き明かしていきます。
中に入っているのは「偏心モーター」
スマホのバイブレーションの正体は、小型のモーターです。
ただし、普通のモーターとは少し違っていて、「偏心(へんしん)モーター」と呼ばれるものが使われています。
偏心モーターとは?
・軸に取り付けられた重りが左右非対称(=偏心)
・モーターが回転すると、重りの偏りによって振動が発生
・まるで洗濯機が片寄ってガタガタするような原理
この振動が、スマホ全体に伝わって「ブルッ」と感じるわけです。
振動の強さやパターンはどう制御されてる?
スマホのOSやアプリは、モーターの回転速度や時間を制御することで、振動の強さやパターンを変えています。
・長押し → 長めの振動
・メッセージ通知 → 短く1回
・着信 → リズミカルに連続
最近のスマホでは、リニアモーター(線形振動モーター)を使って、より繊細な振動表現が可能になっています。
これにより、ゲームの触感やタイピングのフィードバックもリアルに。
バイブレーションは「音の代わり」だけじゃない
・視覚・聴覚に頼らない通知手段として、バイブは非常に有効
・聴覚障がいのある方にも重要なインターフェース
・静かな場所でも気づける「気配の通知」
つまり、バイブレーションは単なる便利機能ではなく、ユーザー体験を支える重要な技術なんです。
まとめ
スマホ の中で、音も光も出さずに「気づかせる」バイブレーション。
その裏には、物理と制御技術の絶妙なバランスが隠れています。
次にスマホが震えたときは、ぜひ思い出してみてください。
あなたの手の中で、小さなモーターが一生懸命回っていることを。
阿久梨絵でした!
