こんにちは、阿久梨絵です!
突然ネットがつながらなくなる。
スマホもパソコンもオフライン。調べる手段もない。
そんなとき、焦りと苛立ちが一気に押し寄せてきます。
「ルーターが悪いの?プロバイダー?それとも自分の機器?」
「でもネットがないから、調べようがない…」
ネットがつながらないとき、どこまで通信できているかを確認する最終手段。Google にpingを飛ばす方法をご紹介します。
この記事では、ネットが使えない状況でも“何が起きているのか”を把握する方法を、段階的に解説します。
まずは「どこまでつながっているか」を確認
ネットワークは、ざっくり以下のような階層で構成されています。
1. 端末(スマホ・PC)
2. ルーター・Wi-Fi機器
3. モデム・ONU(光回線終端装置)
4. プロバイダー(インターネット接続業者)
5. インターネット全体(Webサイトなど)
どこで止まっているかを見極めるのが第一歩です。
チェックポイント一覧
1. 他の端末でもつながらないか?
・スマホ・PC・タブレットなど、複数の機器で確認
1台だけなら:端末側の問題
全部ダメなら:ルーター以降の問題
2. Wi-Fiはつながっているか?
・Wi-Fiマークが表示されているか?
・表示されていても「インターネットなし」ならルーター〜回線の問題
3. ルーターのランプを確認
・電源・インターネット・Wi-Fi・のランプが正常か?
・点滅・消灯している場合は、機器の異常や回線断
4. モデム・ONUの状態
・光回線ならONUの「光信号」ランプが重要
・消えている場合は、回線断や外部トラブル
5. スマホのモバイル通信でプロバイダー障害を確認
・スマホの4G/5Gで「○○(プロバイダー名) 障害情報」で検索
・Twitterや公式サイトで障害情報が出ていることも
ネットがなくてもできる“アナログ確認術”
| 方法 | 内容 | メリット |
|---|---|---|
| ルーターのランプ確認 | 点灯・点滅状態をチェック | 機器の状態がわかる |
| 他の端末で試す | スマホ・PCなど | 端末か回線かを切り分け |
| スマホのモバイル通信 | 4G/5Gで障害情報検索 | プロバイダーの状況確認 |
| 電話で問い合わせ | プロバイダーのサポート窓口 | ネット不要で直接確認 |
「Googleにping」で“ネットの生死”を見極める!
ネットがつながらないとき、どこまで通信できているかを確認する最終手段──それがGoogleのDNS(8.8.8.8)にpingを飛ばすことです。
なぜGoogleのDNSなのか?
・世界中で使われている。超安定サーバー
・通常、落ちることはほぼない
・通れば「インターネット側は生きている」と判断できる
実行方法(Windowsの場合)
コマンドプロンプト画面で、以下を入力
ping 8.8.8.8
・応答が返ってくれば、回線は外部とつながっている
・タイムアウトなら、回線断・プロバイダー障害・機器故障・の可能性あり
応答結果の見方
| 表示 | 意味 |
|---|---|
| Reply from 8.8.8.8: bytes=32 time=20ms TTL=117 | 通信成功。ネットは生きてる |
| Request timed out. | 通信失敗。どこかで断線中 |
それでもわからないときは?
・ルーターの再起動(電源を抜いて10秒→再接続)
・ONUの再起動(光回線の場合→15分後に再接続)
・LANケーブルの抜き差し
・プロバイダーに電話で問い合わせ
※再起動は、順番が重要:ONU → ルーター → 端末の順で行うと効果的
まとめ
ネットが切れると、まるで世界から遮断されたような気分になります。
でも、冷静に階層をたどれば、原因は必ず見えてくる。
「ネットがないと調べられない」──そんなときこそ、
“ネットがなくてもできる確認術”を知っているかどうかが差になるのです。
次にネットが切れたときは、ぜひこの記事を思い出してください。
あなたの手元には、まだできることがたくさんあります。
阿久梨絵でした!
