こんにちは、阿久梨絵です!
WordPress テーマの footer.php は、Webページの最下部に表示される「フッター領域」を定義するテンプレートファイルです。
著作権表記、ナビゲーション、SNSリンク、JavaScriptの読み込みなど、サイトの締めくくりに必要な要素がここに含まれます。
このファイルには、WordPress独自の関数が登場します。今回はその中でも重要な関数を初心者向けに解説します。
よく使われる関数一覧と解説
| 関数名 | 役割 | 解説 |
|---|---|---|
| get_footer() | フッターを読み込む | 他のテンプレート(例:page.php)から footer.php を呼び出す関数。共通部分の再利用に便利です。 |
| wp_footer() | スクリプトやプラグインの情報を出力 | <body> タグの直前に必要なJavaScriptやトラッキングコードなどを自動で挿入します。テーマの正常動作に必須です。 |
| do_shortcode() | ショートコードを実行 | フッター内にショートコードを埋め込むことで、柔軟なコンテンツ表示が可能になります。 |
| get_post_meta() | カスタムフィールドの値を取得 | 投稿や固定ページに設定されたカスタムフィールドの値をフッターに表示できます。 |
コード例:footer.phpの基本構成
<footer>
<p>© <?php echo date(‘Y’); ?> <?php bloginfo(‘name’); ?></p>
</footer>
<?php wp_footer(); ?>
</body>
</html>
解説ポイント
・date(‘Y’):現在の西暦(例:2025)を表示
・bloginfo(‘name’):サイト名を取得
・wp_footer():プラグインやJavaScriptの読み込みに必須。これがないと動作不良の原因になります
安心してカスタマイズするために
初心者が footer.php を編集する際は、以下のポイントを意識すると安心です。
・wp_footer() は 必ず </body> タグの直前 に配置すること(後に置くと正しく動作しません)
・get_footer() を使えば、他のテンプレートからフッターを簡単に呼び出せます
・複数のフッターを使い分けたい場合は get_footer(‘custom’) のように引数を指定できます
まとめ
WordPress の footer.php は、サイトの信頼感や納得感を高める重要なテンプレートです。
登場する関数は一見地味ですが、サイト全体の安定性や拡張性に直結する役割を担っています。
安心して編集できるよう、構造化された知識を少しずつ積み重ねていきましょう。
阿久梨絵でした!
