乾電池 から液体が漏れる理由──その正体と危険性とは?

こんにちは、阿久梨絵です!
久しぶりに使おうとしたら、 乾電池 から液体が漏れていた」──そんな経験、ありませんか?
白い粉、茶色い液体、腐食した端子…見た目にも不安を感じるこの現象。
今回は、乾電池の液漏れの正体とその毒性、安全な対処法までを構造的に解説します。

液漏れの正体は「電解液」

乾電池の中には、電気を発生させるための「電解液」が含まれています。
この液体が漏れ出すことで、白い粉や茶色い液体として現れるのです。

電池の種類と電解液の性質

電池の種類電解液の成分性質危険性
アルカリ乾電池水酸化カリウム強アルカリ性皮膚を溶かすほど強力。目に入ると失明の恐れ
マンガン乾電池塩化亜鉛水溶液弱酸性比較的安全だが、腐食性あり

なぜ液漏れが起こるのか?

液漏れは、乾電池の内部でガスが発生し、圧力が高まったときに起こります。
安全弁からガスとともに電解液が漏れ出すことで、液漏れが発生します。

主な原因

長期間の入れっぱなし(過放電)
電池の逆挿し(ショート)
新旧混用(古い電池が過剰消耗)
使用期限切れの放置

毒性と対処法:触っても大丈夫?

危険性

・水酸化カリウム(アルカリ電池)は、皮膚に触れると化学やけどを起こす可能性があります。
・目に入ると失明の恐れがあるため、絶対に素手で触らないようにしましょう。

安全な対処法

状況対処法
皮膚に付着すぐに大量の水で洗い流す。異常があれば医師へ
目に入った15分以上水で洗い流し、すぐに眼科へ
衣類に付着すぐに脱いで水洗い。素材によっては変色の可能性あり
電池ボックスゴム手袋着用で拭き取り。酢で中和→水で仕上げ拭き

UX的視点:液漏れを防ぐ“納得感のある習慣”

乾電池の液漏れは、ちょっとした習慣で防ぐことができます。

予防策

長期間使わない機器からは電池を抜く
電池の向きを正しく入れる
新旧・種類の違う電池を混ぜない
使用期限を確認し、定期的に交換

まとめ

乾電池 の液漏れは、見た目以上に危険な現象です。
その正体を知り、構造的に理解することで、納得感のある対処と予防が可能になります。

入れっぱなしは危険」──この一言が、家電との安心な付き合い方を変えるきっかけになるかもしれません。
阿久梨絵でした!

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