WordPress初心者向け: header.php に登場する関数をやさしく解説

こんにちは、阿久梨絵です!
WordPressテーマの中で、 header.php は「サイトのヘッダー部分」を定義するテンプレートファイルです。
HTMLの <head> タグや <body> の開始、ロゴやナビゲーションなど、サイト全体の共通部分がここに含まれます。

このファイルには、WordPress独自の関数が多数登場します。今回はその中でもよく使われる関数を初心者向けに解説します。

よく使われる関数一覧と解説

関数名役割解説
language_attributes()HTMLタグに言語属性を追加例:<html lang="ja"> のように、言語や文字方向を指定します。SEOにも有効です。
bloginfo()サイト情報を取得charsetnamedescription など、管理画面で設定した情報を取得できます。
wp_title()ページタイトルを表示現在のページに応じたタイトルを表示。SEO対策にも重要です。※最近は wp_head() に統合される傾向あり。
get_stylesheet_uri()CSSファイルのURLを取得現在のテーマの style.css のURLを取得して読み込みます。
wp_head()プラグインやテーマの追加情報を挿入<head> 内に必要なCSSやJavaScriptなどを自動で挿入します。忘れずに書くことが重要です。
body_class()<body> タグにクラスを追加ページ種別や投稿タイプなどに応じたCSSクラスが自動で付与され、スタイリングに便利です。
home_url()サイトのトップページURLを取得ロゴやホームリンクに使われます。マルチサイトでも正確なURLを返します。
wp_nav_menu()ナビゲーションメニューを表示管理画面で設定したメニューを表示。テーマ側で register_nav_menus() が必要です。

コード例:header.phpの基本構成

以下表記上半角<は、全角<を使用しています。

<table border="1" cellpadding="8" cellspacing="0">
  <thead>
    <tr>
      <th>関数名</th>
      <th>役割</th>
      <th>解説</th>
    </tr>
  </thead>
  <tbody>
    <tr>
      <td>language_attributes()</td>
      <td>HTMLタグに言語属性を追加</td>
      <td>例:<code>&lt;html lang="ja"&gt;</code> のように、言語や文字方向を指定します。SEOにも有効です。</td>
    </tr>
    <tr>
      <td>bloginfo()</td>
      <td>サイト情報を取得</td>
      <td><code>charset</code> や <code>name</code>、<code>description</code> など、管理画面で設定した情報を取得できます。</td>
    </tr>
    <tr>
      <td>wp_title()</td>
      <td>ページタイトルを表示</td>
      <td>現在のページに応じたタイトルを表示。SEO対策にも重要です。※最近は <code>wp_head()</code> に統合される傾向あり。</td>
    </tr>
    <tr>
      <td>get_stylesheet_uri()</td>
      <td>CSSファイルのURLを取得</td>
      <td>現在のテーマの <code>style.css</code> のURLを取得して読み込みます。</td>
    </tr>
    <tr>
      <td>wp_head()</td>
      <td>プラグインやテーマの追加情報を挿入</td>
      <td><code>&lt;head&gt;</code> 内に必要なCSSやJavaScriptなどを自動で挿入します。忘れずに書くことが重要です。</td>
    </tr>
    <tr>
      <td>body_class()</td>
      <td>&lt;body&gt; タグにクラスを追加</td>
      <td>ページ種別や投稿タイプなどに応じたCSSクラスが自動で付与され、スタイリングに便利です。</td>
    </tr>
    <tr>
      <td>home_url()</td>
      <td>サイトのトップページURLを取得</td>
      <td>ロゴやホームリンクに使われます。マルチサイトでも正確なURLを返します。</td>
    </tr>
    <tr>
      <td>wp_nav_menu()</td>
      <td>ナビゲーションメニューを表示</td>
      <td>管理画面で設定したメニューを表示。テーマ側で <code>register_nav_menus()</code> が必要です。</td>
    </tr>
  </tbody>
</table>

安心してカスタマイズするために

初心者の方がheader.phpを編集する際は、以下のポイントを意識すると安心です。

wp_head() を削除しない(プラグインが正しく動作しなくなります)
body_class() を使うことでCSSの柔軟な制御が可能になります
wp_nav_menu() を使うには、functions.php でメニューの登録が必要です

まとめ

WordPressの header.php は、サイトの顔とも言える重要なテンプレートです。
登場する関数は一見難しそうですが、役割を理解すれば納得感を持ってカスタマイズできます。
安心して編集できるよう、構造化された知識を少しずつ積み重ねていきましょう。
阿久梨絵でした!

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