もし8ビット パソコン で64ビットアプリを起動したら?

こんにちは、阿久梨絵です!
64ビットアプリを、昔の8ビット パソコン で動かしたらどうなるの?
そんな“もしも話”を考えてみたら、まるで昭和の喫茶店に最新のスマホを持ち込むようなギャップが見えてきました。

今回は、ビット数の違いってなに?というところから、やさしく紐解いていきます。

そもそも「ビット数」ってなに?

ビット数とは、コンピュータが一度に扱える情報の量(幅)のこと。
数字が大きいほど、たくさんのデータを一気に処理できるという意味になります。

ビット数処理できる情報量主な時代代表的な機種
8ビットとても少ない(1バイト)1970〜80年代ファミコン、PC-8001など
32ビット中くらい1990〜2000年代Windows XPなど
64ビットとても多い2000年代以降現代のPC・スマホ

ビット数は、脳のキャパシティみたいなもの。
8ビットは「メモ帳」、64ビットは「図書館」くらいの差があります。

じゃあ、8ビットPCで64ビットアプリを起動したら?

結論から言うと──絶対に動きません

理由①:命令が読めない

64ビットアプリは、64ビットCPU向けに作られた命令で動きます。
8ビットCPUは、そもそもその命令を理解できないんです

たとえるなら、英語の小説を日本語しか読めない人に渡すようなもの

理由②:メモリが足りない

64ビットアプリは、大量のメモリ(RAM)を使う前提で作られています。
8ビットPCは、数KB〜数十KBしかメモリがないことも。

現代のアプリは「大きなキッチンで料理する」ようなもの。
8ビットPCは「まな板1枚しかない」状態です。

理由③:OSも対応していない

64ビットアプリは、64ビットOSが必要です。
8ビットPCには、そもそもOSがないか、あっても極めてシンプルなもの。

つまり、土台も、道具も、言葉も違うので、起動は不可能なんです

まとめ

8ビットPCで64ビットアプリを起動する」──それはまるで、
昭和の黒電話でZoom会議をしようとするようなもの。

でもこのギャップこそが、技術の進化の証でもあります。
昔の パソコン があったからこそ、今の便利な世界があるんですね。
阿久梨絵でした!

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