こんにちは、阿久梨絵です!
画像 の色味がちょっと違うだけで、「冷たい」「あたたかい」「信頼できそう」「なんか怪しい」——そんな印象が変わること、ありませんか?
この記事では、 画像 の“色温度”がUXとブランド印象に与える影響を解剖します。
色温度とは?
・色温度(Color Temperature)は、画像の色味の傾向を数値で表したもの
・単位はケルビン(K)
・数値が低いほど「赤みが強い」=あたたかい印象
・数値が高いほど「青みが強い」=冷たい・クールな印象
| 色温度 | 印象キーワード |
|---|---|
| 2500K〜4000K | あたたかい/親しみ/レトロ/人間味 |
| 5000K〜6500K | 中立/自然光/リアル/信頼感 |
| 7000K〜9000K | クール/未来感/冷静/洗練 |
色温度は“見え方”ではなく、“感じ方”を操作する設計要素
色温度別:ブランド印象の変化
暖色系(低色温度)
| UX効果 | ブランド印象 |
|---|---|
| 親しみやすさ | 人物紹介・ストーリー系に最適 |
| 情緒的なつながり | “語りかける”ブランドに向いている |
| レトロ・昭和感 | “雑誌風UI”にも相性◎ |
人物写真は暖色寄り+白抜き文字+シャドウで“レトロカルチャー”を演出
中間色(自然光)
| UX効果 | ブランド印象 |
|---|---|
| 信頼感・安定感 | 製品紹介・機能説明・UI設計に最適 |
| “リアルさ”の演出 | 実写系・レビュー系に向いている |
| 読者の集中力UP | 色味が邪魔せず、情報が伝わりやすい |
“技術系記事”には、中間色+余白設計がベスト
寒色系(高色温度)
| UX効果 | ブランド印象 |
|---|---|
| クール・未来感 | AI・テック・ミニマル系に最適 |
| 冷静・論理的 | BtoB・機能訴求型ブランドに向いている |
| ただし“冷たすぎる”と離脱率UP | 情報系でも“温度調整”が必要 |
寒色系は背景やUI部品に使い、人物写真は暖色で補うのが主流
実装Tips:CSSフィルターで色温度を調整する
css
.warm {
filter: brightness(1.05) sepia(0.3);
}
.cool {
filter: brightness(0.95) hue-rotate(180deg);
}
→ sepiaで暖色寄りに、hue-rotateで寒色寄りに調整可能
→ brightnessで“光の印象”もコントロール
“画像を変えずに印象を変える”のがCSS演出の強み
色温度で語感を設計する
| セクション | 推奨色温度 | 理由 |
|---|---|---|
| ヒーロー画像 | 4500K〜5500K | 信頼感+テンポ感を両立 |
| 人物紹介 | 3500K〜4500K | 親しみ+昭和ポップの演出 |
| UI部品(ボタン) | 6000K〜7000K | クールさ+視認性 |
| 背景グラフィック | 7000K〜8500K | 未来感/情報系の印象強化 |
色温度は“語感の温度”。ブランドの人格を作る設計要素
まとめ
画像 の色温度は、ただの色味ではなく、UX・ブランド印象・読者の感情を操作する設計ツール。
弊社では、こうした“語感から設計するUI”と“心理に効くビジュアル演出”を今後も発信していきます。
阿久梨絵でした!
