「3ヶ月」の「 ヶ 」ってカタカナの「ケ」なの?──文字の正体をやさしく解説

こんにちは、阿久梨絵です!
「3ヶ月」「6ヶ月」などの表記で使われる「 ヶ 」
見た目はカタカナの「ケ」にそっくりですが、実は別の文字です。
この違い、知っているようで知らない人も多いのではないでしょうか。

「ヶ」の正体は“略字”や“符号”

「ヶ」は、もともと漢字「箇(か)」の略字として使われてきました。
また、古くは人や物を数えるときに使われた漢字「个(カ・コ)」に由来するとも言われています。

つまり、「ヶ」はカタカナの「ケ」ではなく、数を数えるための記号的な文字なのです。

読み方は「カ」なのに「ケ」に見える理由

「ヶ」は「箇月(かげつ)」の「箇」の略として使われる
見た目が「ケ」に似ているため、誤解されやすい
読み方は「カ」または「か」とされるが、文字としてはカタカナではない

たとえば「3ヶ月」は「さんかげつ」と読みますが、「3月」と書いてしまうと誤用の可能性があります。

公用文では「か月」が推奨されている

国や自治体が発行する公文書では、「か月」表記が推奨されています。
これは、文字の混乱を避けるためであり、教科書や報道機関でも「か月」が使われることが多いです。

表記用途備考
か月公用文・教科書・報道最も推奨される表記
ヶ月普段使い・SNS・会話文慣習的に使われるが誤解されやすい
ケ月誤用の可能性ありカタカナの「ケ」は本来使わない
箇月漢字表記文章の硬さや文脈によって使用される

まとめ

「 ヶ 」はカタカナの「ケ」ではなく、数を表すための略字・記号です。
公的な文書では「か月」普段使いでは「ヶ月」など、文脈に応じた使い分けが大切です。

文字の背景を知ることで、納得感のある表現ができるようになります。
阿久梨絵でした!

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