こんにちは、阿久梨絵です！
最近よく耳にする「 インテグリティ （Integrity）」という言葉。
「コンプライアンスと何が違うの？」「どういう場面で使われるの？」と疑問に思った方も多いのでは？
今回は、インテグリティの意味と役割、そして企業や個人にとってなぜ重要なのかを、初心者にもわかりやすく解説します。
インテグリティとは？
インテグリティ（Integrity）とは、
「誠実さ」「真摯さ」「高潔さ」「完全性」などを意味する言葉です。
・語源はラテン語の「Integritas」＝完全・統合・純粋
・英語では「道徳的に正しい行動を貫くこと」「信頼できる人格」を指す
・ビジネスでは「信頼される人・組織の根本的な資質」として使われる
インテグリティとコンプライアンスの違い
| 概念 | 意味 | 主な違い |
|---|---|---|
| コンプライアンス | 法令や規則の順守 | 外面的・他律的（ルールに従う） |
| インテグリティ | 誠実で正しい行動 | 内面的・自律的（自ら判断して守る） |
つまり、コンプライアンスは「守るべきルール」、
インテグリティは「守るべき姿勢」とも言えます。
インテグリティが高い人の特徴
・嘘やごまかしをしない
・他人の弱みではなく強みに目を向ける
・自分の行動に責任を持つ
・公平・公正な判断ができる
・信頼を築くことを重視する
経営学者ピーター・ドラッカー氏は「インテグリティこそが、組織のリーダーに最も求められる資質」と述べています。
企業におけるインテグリティの役割
・社内外の信頼を築く
・不正や不祥事の予防につながる
・健全な組織文化を育てる
・顧客や社会に対して責任ある姿勢を示す
近年では、成果主義や競争の激化によって不正が増えたことを背景に、
「誠実さ」や「倫理観」を重視する企業経営＝インテグリティマネジメントが注目されています。
インテグリティを高める行動例
| 行動 | 内容 |
|---|---|
| スピークアップ | 不正や不適切な行動を指摘できる文化をつくる |
| 自己評価の見直し | 自分の行動が正しいか、定期的に振り返る |
| 公平な意思決定 | 利益よりも倫理を優先する判断をする |
| 社員教育 | インテグリティの重要性を共有・育成する |
まとめ
インテグリティ とは、誠実さ・高潔さ・倫理観を持って行動する姿勢。
企業や個人が信頼されるために、ルールを守るだけでなく、自ら正しい行動を選ぶ力が求められます。
「信頼は、誠実さから生まれる」——それが、インテグリティの本質です。
阿久梨絵でした！
