Web 画像 の読み込み順がUXを左右する──“出方”から設計するUIの技術

こんにちは、阿久梨絵です!
画像 が遅れて表示される」「レイアウトが一瞬崩れる」「見出しより画像が先に出る」——そんな違和感、実は“読み込み順”の設計ミスです。
この記事では、 画像 の読み込み順がUXに与える影響と、テンポ感あるUIを作るための設計術を紹介します。

なぜ“読み込み順”がUXに効くのか?

人間の視線は「動くもの」「先に表示されたもの」に引き寄せられる
画像が先に出ると、テキストが“後回し”にされる
・レイアウトが一瞬崩れると、“雑”な印象になる

UXは“見え方”ではなく“出方”で決まる

よくあるUX崩壊パターン

パターン①:画像が遅れて表示 → レイアウトがズレる

原因画像サイズが未定義 → 読み込み後に枠が確定
結果テキストが一瞬ズレる/ボタンが動く

パターン②:画像が先に表示 → 見出しが埋もれる

原因HTML構造が画像テキスト順
結果:視線が画像に吸われて、コピーが読まれない

“何を先に見せるか”は、UXの設計思想そのもの

対処法①:画像サイズを事前に定義する

img {
width: 100%;
height: auto;
aspect-ratio: 16 / 9;
}

aspect-ratioで枠を確保 → レイアウトが安定
→ widthとheight属性をHTML側にも記述すると、ブラウザが先にスペースを確保

対処法②:HTML構造で“見せたい順”を設計する

<section class=”hero”>
<h1>変えるなら、今。</h1>
<img src=”hero.webp” alt=”Hero Image”>
</section>

見出し画像の順に記述することで、視線誘導が自然に

コピー→画像→CTA」の順が最も“雑誌的テンポ”に近い

対処法③:lazy loadingで“後回しにする画像”を制御

<img src=”sub-banner.webp” loading=”lazy” alt=”Sub Banner”>

→ loading=”lazy”で画面外の画像は後回し
初期表示が速くなり、読者の集中が途切れない

“全部一気に出す”より、“見せたい順に出す”方がUXは高まる

出方で“語感”を作る

メイン画像は即表示+白抜き文字+シャドウで印象づけ
サブ画像はスクロール後にふわっと表示でテンポ感
CTAは画像の後に“止める要素”として配置

“出る順番”が“語る順番”になる

まとめ

画像の読み込み順は、ただの技術ではなく、視線・印象・行動を設計するUXの武器
弊社では、こうした“出方から設計するUI”と“テンポ感あるUX演出”を今後も発信していきます。
阿久梨絵でした!

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