こんにちは、阿久梨絵です!
iPhoneの文字入力がどんどん進化する中で、「スマート句読点」と「自動句読点」という設定項目が登場しています。
どちらも“句読点”に関わる機能ですが、目的も動作もまったく異なるのです。
今回は、 iOS 26での両機能の違いと使い方を構造的に整理し、納得感のある選択をサポートします。

スマート句読点とは?──見た目と意味を整える入力支援
「スマート句読点」は、英語入力時の記号を“賢く”変換する機能です。
見た目の美しさや文法的な正しさを保つために、入力された記号を自動で変換してくれます。
主な動作例
| 入力 | 自動変換 | 意味 |
|---|---|---|
| “”(ダブルクォーテーション) | “ ”(スマート引用符) | 開き・閉じを自動判別 |
| —(ハイフン2つ) | —(エムダッシュ) | 長い区切り記号に変換 |
| スペース2回 | .(ピリオド) | 文末の自動挿入(英語モード時) |
特徴
・英語キーボード使用時に有効
・見た目の整った文章が書ける
・日本語入力にはほぼ影響なし
自動句読点とは?──音声入力の“滑らかさ”を支える機能
「自動句読点」は、音声入力時に句読点や疑問符を自動で挿入する機能です。
話し言葉の抑揚や間を解析し、適切な位置に「、」「。」や「?」を入れてくれます。
主な動作例
| 話し方 | 自動挿入 | 例 |
|---|---|---|
| 一文ごとに間を空ける | 。 が挿入される | 今日は晴れです。 |
| 疑問調で話す | ? が挿入される | 明日は雨ですか? |
特徴
・音声入力時にのみ有効
・「まる」「てん」と言わなくても句読点が入る
・iOS 16以降で導入、iOS 26で精度向上
UX的視点:どちらも“使う場面”で選ぶのが正解
| 機能 | 対象 | 主な用途 | UX的メリット |
|---|---|---|---|
| スマート句読点 | 英語キーボード入力 | メール・文章作成 | 見た目と文法の整合性が向上 |
| 自動句読点 | 音声入力 | メモ・メッセージ | スムーズな話し言葉入力が可能に |
設定場所(iOS 26)
・スマート句読点:「設定」 → 「一般」 → 「キーボード」 → 「スマート句読点」
・自動句読点:「設定」 → 「一般」 → 「キーボード」 → 「音声入力」 → 「自動句読点」
まとめ
「スマート句読点」と「自動句読点」。
どちらも“入力支援”という共通項を持ちながら、実はまったく異なる“気づき”をもたらす機能です。
何気なく使っていた設定に、ふとした違和感を覚えたとき──
それは、ただの不満ではなく「見直しのサイン」かもしれません。
違和感を言語化し、構造的に理解することで、
iPhoneとの付き合い方は、もっと自分らしく、もっと納得感のあるものへと変わっていきます。
阿久梨絵でした!
