こんにちは、阿久梨絵です!
「会議なのに誰も話さない」──そんな不思議なミーティングが、今じわじわと広がっています。
その名も サイレントミーティング 。
音声や対面の会話を使わず、SlackやNotionなどのツール上で議論を進めるこのスタイルは、リモートワークや多様な働き方が進む中で、注目を集めています。
サイレントミーティングとは?
サイレントミーティングは、リアルタイムのチャットやドキュメント編集を通じて議論を進める会議形式です。
ZoomやTeamsのような音声・映像を使わず、SlackのスレッドやNotionのコメント欄などを活用して、非同期・非音声で意思決定やアイデア出しを行います。
どんなメリットがあるの?
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 思考の深さ | 話すより書くことで、論点が整理されやすく、感情に流されにくい |
| 時間の柔軟性 | 非同期でも進行できるため、時差や多忙なメンバーにも対応可能 |
| 記録が残る | SlackやNotionに議論の履歴が残るため、後から振り返りや再利用がしやすい |
| 発言の平等性 | 声の大きさや話すスピードに左右されず、誰でも発言しやすい |
実施方法とツール活用
Slackでの進行例
・専用チャンネルやスレッドを作成
・議題を投稿し、各自がコメントで意見を出す
・終了時間を決めて、まとめ役が要点を整理
Notionでの進行例
・議題ごとにページを作成
・コメント機能で意見交換
・タスクや決定事項をデータベースに記録
SlackとNotionを連携させることで、Notionの更新をSlackに通知する仕組みも構築可能です。ノーコードツール「Yoom」などを使えば、設定も簡単。
どんな場面に向いている?
・UX改善や仕様レビュー:細かい指摘や代替案を文面で整理しやすい
・制度設計や業務フローの見直し:構造的な議論を冷静に進められる
・多拠点・多国籍チーム:時差や言語の壁を越えて議論できる
・内省型メンバーが多いチーム:話すより書く方が得意な人にフィット
注意点と工夫
| 課題 | 対策 |
|---|---|
| 議論の停滞 | ファシリテーターが時間管理や促しを行う |
| 誤解のリスク | 書き方に配慮し、補足や絵文字でニュアンスを補う |
| 発言の偏り | 匿名投稿や順番制で発言機会を均等にする |
| 情報の散逸 | Notionでまとめページを作り、Slackと連携して通知する |
まとめ
サイレントミーティング は、静かで効率的、そして記録に強い新しい会議スタイルです。
話すことが中心だった従来の会議とは異なり、書くことで思考を深め、議論を整理するこの形式は、IT・Web業界の複雑な課題にもフィットします。
「話さないからこそ、伝わることがある」──そんな静かな対話の場、あなたのチームでも試してみませんか?
阿久梨絵でした!
