同じ“ C ”でもここまで違う!C++とC#の進化の正体

こんにちは、阿久梨絵です!
C 言語から進化したC++とC#って、何が違うの?
そんな疑問を持ったことはありませんか?
どちらも“C”の名を冠していますが、実は進化の方向性がまったく違うんです。この記事では、C++とC#の違いをわかりやすく整理してみます。

進化の分岐点:C++とC#の誕生背景

言語誕生年開発元目的
C++1983年AT&Tベル研究所C言語にオブジェクト指向を追加
C#2000年Microsoft.NET向けのモダン言語

C++は「C言語の拡張」として生まれ、高性能・柔軟性を追求。
C#は「企業向けアプリ開発」を目的に、安全性・生産性を重視して設計されました。

C++とC#の方向性の違い

C++:高性能・制御重視の“職人肌”

メモリ管理を手動で制御できる(ポインタ・new/delete)
テンプレートやマルチパラダイムで柔軟な設計が可能
・ゲームエンジンやリアルタイム処理など、パフォーマンス重視の分野で活躍
標準ライブラリはあるが、環境依存の差異が大きい

C#:安全性・生産性重視の“モダンエンジニア”

メモリ管理は自動(GC)で、バグが起きにくい
・.NET Frameworkと連携し、GUI・Web・業務アプリに強い
・LINQやasync/awaitなど、開発効率を高める機能が豊富
クロスプラットフォーム(.NET Core)やUnity対応で用途が広がっている

どちらを選ぶべき?

用途おすすめ言語理由
ゲーム・リアルタイム処理C++高速・細かい制御が可能
業務アプリ・Web・GUIC#開発効率・保守性が高い
組み込み・OS開発C++ハードウェア寄りの制御が必要
クロスプラットフォーム開発C# (.NET Core)Windows以外でも動作可能

まとめ

C++は「細部までこだわる職人」、C#は「効率と安全を重視するモダンエンジニア」。
どちらもC言語のDNAを受け継ぎながら、異なる価値観と目的に向かって進化してきました。

あなたの目的に合わせて、最適な言語を選んでみてくださいね。
阿久梨絵でした!

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