ソーシャルエンジニアリング とは?技術を使わず“人間の心理”を突く巧妙な情報搾取手法

こんにちは、阿久梨絵です!
サイバー攻撃と聞くと「ウイルス」や「ハッキング」を思い浮かべる方が多いかもしれません。
でも実は、人間の心理的な隙を突いて情報を盗む“アナログな攻撃”も存在します。

それが「 ソーシャルエンジニアリング (Social Engineering)」です。

ソーシャルエンジニアリングとは?

ソーシャルエンジニアリングとは、
人間の心理的な隙や行動ミスにつけ込み、パスワードや個人情報などの機密情報を不正に取得する手法です。

技術的な攻撃ではなく、人間の判断力や信頼を悪用する
詐欺・なりすまし・覗き見など、手口は多岐にわたる
被害者は「まさか自分が…」と気づかないまま情報を渡してしまう

代表的な手口

手法内容
フィッシングメールや偽サイトで情報を入力させる
ビッシング偽の電話で個人情報を聞き出す
スミッシング偽SMSでリンクをクリックさせる
ショルダーハッキングパスワード入力を背後から覗き見る
トラッシングゴミ箱から書類や記憶媒体を漁る
プリテキスティング嘘の口実で信頼を得て情報を引き出す

これらは、誰でも被害に遭う可能性があるほど巧妙で、日常の中に潜んでいます。

なぜ危険なのか?

技術的な防御では防ぎにくい
人間の判断ミスが原因になる
企業の情報漏洩の74%が人的要因に起因するという調査も

つまり、セキュリティの“最後の砦”は人間の意識なのです。

対策方法

個人向け

不審なメール・電話・SMSには反応しない
パスワードは他人に教えない・覗かれないようにする
ゴミの廃棄はシュレッダーやデータ消去を徹底

企業向け

セキュリティ研修の実施(ロールプレイ形式が効果的)
情報の取り扱いルールを明文化
二段階認証や生体認証の導入
社内の“気の緩み”を定期的に見直す

まとめ

ソーシャルエンジニアリング は、人間の心理を巧みに突く情報搾取の手法
技術的な対策だけでは防げないため、個人の意識と企業の教育が何より重要です。

セキュリティはツールだけじゃ守れない」——そのことを、ぜひ覚えておいてください。
阿久梨絵でした!

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