インスタ映え の次に来るもの:共感設計とパーソナルUXの時代

こんにちは、阿久梨絵です!
インスタ映え 」——それは、色鮮やかなカフェ、整った構図、非日常の演出
でも2025年、Z世代を中心にその価値観が静かに変わり始めています。
次に来るのは、「映える」よりも「共感する」「つながる」SNS体験
今回は、インスタ映えの次に来るトレンドと、その背景にあるUXの変化を読み解きます。

「映え」から「リアル」へ:SNSの価値観シフト

1. TapNowやThreadsの台頭

TapNow:スマホウィジェットで写真を共有する新感覚SNS。
→ “見せる”より“近くにいる”感覚が重視される

Threads(スレッズ):短文でリアルな感情や日常を共有。
→ 「映え」より「共感」「会話」が価値になる

2. BeReal以降の“瞬間共有”文化

加工なし・やらせなしの「今この瞬間」を共有する流れが定着
・「盛る」より「素を見せる」ことが信頼につながるUX設計

次に来る“映え”のかたち:装飾とミニマルの融合

꾸미기(クミギ)=韓国発の“デコ文化”が再燃

・スマホケースやバッグ、リップバームにチャームをつけて自分だけの世界観を作る
・「見せるための映え」ではなく、「持つことで気分が上がる」UX的映え

メンズネイル・キーリングコスメなどの“パーソナル映え”

・性別を問わず、自分のスタイルを細部で表現する流れ
・SNS投稿よりも、日常の中で自己表現することが目的

UX視点で見る「次の映え」

映えの形 目的 UX的価値
インスタ映え 見せる・注目される 視覚的インパクト・非日常性
クミギ・装飾 持つ・楽しむ 所有感・気分の高揚
BeReal・Threads 共有する・つながる 共感・安心感・距離の近さ

SNSは「見せる場」から「つながる場」へ。
UX設計としても、“映え”の定義が「視覚」から「関係性」へと移行しています。

まとめ

インスタ映え が象徴していたのは「視覚的演出による注目」。
しかし今、SNSは「見せる場」から「つながる場」へと変化しています。
Z世代を中心に、共感・安心感・自己表現の細部が価値となり、UXも「目を引く」から「心に残る」へ。
次に来る“映え”は、感情設計とパーソナルUXが主役です。
ブランドもまた、「どう見せるか」ではなく「どう感じてもらうか」へ。
映えの再定義は、信頼と記憶に残る体験設計の第一歩です。
阿久梨絵でした!

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