こんにちは、阿久梨絵です!
最近、「添付ファイル付きの怪しいメール」が届いたことはありませんか?
送信元は企業名っぽいし、件名もそれっぽい。でも、添付ファイルがついているだけで不安になる。
この記事では、 迷惑メール に添付されるファイルの正体と、送信者の目的、そして開いたときのリスクについて、実務者目線で解説します。
そもそも迷惑メールの添付ファイルって何?
迷惑メールに添付されているファイルには、以下のような形式が多く使われます。
| ファイル形式 | 内容 | 危険度 |
|---|---|---|
.zip や .rar | 圧縮ファイル。中にウイルス入りの .exe や .bat が潜んでいることがある | 高 |
.doc / .xls | WordやExcel形式。マクロ付きでマルウェアを仕込まれているケースあり | 高 |
.pdf | スクリプト型ウイルスが埋め込まれている場合がある | 中 |
.html / .htm | フィッシングサイトへの誘導リンクが埋め込まれている | 高 |
添付ファイルの目的は?
迷惑メールの添付ファイルには、明確な悪意と目的があります。主な目的は以下の通り
1. マルウェア感染
・ファイルを開くことでウイルスがPCに侵入
・キーロガー、情報収集、遠隔操作などを実行
2. 情報漏洩
・顧客情報、社内資料、ログイン情報などを外部に送信
・クレジットカードやネットバンキング情報も狙われる
3. 金銭詐取
・添付ファイルから偽請求書や振込先情報を表示
・誤って振り込むと詐欺被害に
4. 企業の信頼失墜
・感染したPCから自動で迷惑メールを送信
・顧客や取引先に拡散 → 信頼喪失
開いてしまったらどうなる?
・「マクロを有効にする」「コンテンツを有効にする」などの操作で、裏でウイルスが実行される
・感染後は、PCの動作が重くなる・勝手に再起動・情報が外部に送信されるなどの症状が出る
・最悪の場合、社内ネットワーク全体に感染が広がる
添付ファイルを開かないためのチェックポイント
| チェック項目 | 内容 |
|---|---|
| 送信者のメールアドレス | 本物っぽくても、ドメインが微妙に違うことがある(例:@amaz0n.co.jp) |
| 件名・本文の日本語 | 不自然な敬語、文字化け、翻訳調の文章は要注意 |
| 添付ファイルの形式 | .zip や .exe は基本的に開かない |
| メールの緊急性 | 「至急対応」「支払い遅延」など、焦らせる文言は詐欺の常套手段 |
まとめ
迷惑メール の添付ファイルは、見た目以上に危険な罠です。
「怪しいかも」と思ったら、開かない・削除する・セキュリティソフトでスキャンするのが鉄則。
企業でも個人でも、“開かない習慣”が情報漏洩や金銭被害を防ぐ最強のセキュリティ対策です。
阿久梨絵でした!
