こんにちは、阿久梨絵です!
パソコンを整理していたら、見慣れないファイルが──
「 インターネットショートカット 」って何?削除してもいいの?ウイルスじゃないの?
今回は、そんな疑問に答えるべく、インターネットショートカットの正体と役割を解説します。

インターネットショートカットとは?
インターネットショートカットとは、特定のWebページへのリンクをファイルとして保存したものです。Windowsでは .url という拡張子が付き、ダブルクリックするとブラウザが起動して指定されたページが開きます。
例
・Google.url → Googleのトップページを開く
・会社ポータル.url → 社内ポータルサイトにアクセス
これは「ブックマークのファイル版」とも言える存在です。
どこで見つかる?どう作られる?
インターネットショートカットは、以下のような操作で作成されます。
・ブラウザのアドレスバーからURLをデスクトップにドラッグ&ドロップ
・Webページを「名前を付けて保存」→「インターネットショートカット」を選択
・アプリやシステムが自動生成(例:インストーラーが公式サイトへのリンクを残す)
保存場所は以下のようなパターンが多いです。
C:\Users\[ユーザー名]\Desktop\
C:\ProgramData\
C:\Documents and Settings\All Users\Desktop\
C:\Users\Default\Favorites\
中身はどうなってる?
.url ファイルはテキスト形式で、メモ帳などで開くと以下のような内容が見えます。
[InternetShortcut]
URL=https://www.example.com
つまり、URLを記録しただけのシンプルなファイルです。実行ファイルではないので、ウイルスの心配は基本的にありません。
削除してもいいの?
削除してもOKなケース
・自分で作った覚えがない
・使っていないリンク
・インストール時に勝手に作られたもの
削除に注意すべきケース
・業務で使っている共有リンク
・アプリが参照している可能性がある(まれですが)
削除しても本体のWebページが消えるわけではありません。あくまで「近道ファイル」なので、削除しても問題ないことがほとんどです。
ショートカットの仕組みを知っておこう
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| ショートカット | 本体ファイルやURLへの「代理人」ファイル |
| インターネットショートカット | Webページへのリンクを保存した .url ファイル |
| 削除の影響 | 本体には影響なし。リンクが消えるだけ |
ブックマーク vs インターネットショートカット:何が違う?
| 項目 | ブックマーク | インターネットショートカット |
|---|---|---|
| 保存場所 | ブラウザ内(Chrome, Edgeなど) | Windowsのファイルシステム(例:デスクトップ) |
| 拡張子 | なし(ブラウザが管理) | .url |
| 作成方法 | アドレスバーの「☆」や「お気に入りに追加」 | URLをデスクトップにドラッグ/右クリック→「ショートカット作成」 |
| 実行方法 | ブラウザの「お気に入り」から選択 | ファイルをダブルクリックするとブラウザが起動 |
| 認証情報の保持 | ブラウザがCookieやパスワードを保持 | 基本的に保持しない(ただのリンク) |
| 共有・移動 | ブラウザ間で同期可能(Googleアカウントなど) | ファイルとしてコピー・移動可能 |
| 削除の影響 | ブラウザ内の記録が消えるだけ | ファイルが消えるだけ。Webページには影響なし |
まとめ
インターネットショートカット は、Webページへの“近道”にすぎないファイルです。
削除しても本体のWebページやアプリには基本的に影響しませんが、業務用途や共有環境では慎重に扱うのがベスト。
「見つかったけど削除していいのか不安…」という方は、まず中身を確認してから判断しましょう。
阿久梨絵でした!
