こんにちは、阿久梨絵です!
スマホもPCも当たり前の時代。
でも実は、家庭で インターネット 環境が整っていない世帯もまだ一定数存在しています。
今回は、総務省の最新調査をもとに、日本国内の“インターネット未整備世帯”の割合と背景を解説します。
最新データ:家庭のインターネット整備率
総務省が2025年に公表した「令和6年通信利用動向調査」によると、
家庭でインターネット接続環境が整っていない世帯の割合は約14.4%でした。
つまり、約7世帯に1世帯は“家庭にインターネットがない”状態です。
| 状況 | 割合(2025年) |
|---|---|
| インターネット整備済み世帯 | 約85.6% |
| インターネット未整備世帯 | 約14.4% |
この数字は前年とほぼ同水準で、普及率は頭打ち傾向にあるとも言えます。
未整備世帯の主な背景
1. 高齢者世帯・単身世帯
・「使い方がわからない」「必要性を感じない」などの理由で導入していないケースが多い
・スマホは持っていても、家庭内Wi-FiやPCは未導入というパターンも
2. 経済的理由
・月額料金や初期工事費がネックになり、光回線やWi-Fiルーターの導入を見送る世帯も存在
・特に低所得世帯や生活保護世帯では、スマホのみで通信をまかなう傾向
3. 地域的要因
・一部の山間部・離島などでは、光回線や高速通信のインフラが未整備
・モバイル回線頼みの生活が続いている地域もある
スマホだけで“ネット環境”とみなされるケースも
調査では「インターネット利用者」としてカウントされていても、
実際には「スマホのモバイル通信のみ」で、家庭内にWi-FiやPCがない世帯も含まれています。
つまり、“家庭にインターネットがある”=“固定回線+Wi-Fi+複数端末”とは限らないのです。
未整備による課題
・オンライン学習・テレワークが困難
・行政手続きや電子申請が利用しづらい
・情報格差・デジタルデバイドの拡大
・子どものITリテラシー育成に影響
特に教育・福祉・災害対応の面では、家庭のネット環境が“生活インフラ”として重要視される時代になっています。
まとめ
2025年現在、日本の家庭の約14.4%は インターネット 未整備。
これは「使わない」「使えない」「使いたくても整えられない」など、多様な背景が絡んだ現実です。
・普及率は高いが、未整備世帯も一定数存在
・高齢者・低所得層・地方などに偏りがち
・スマホのみの“限定的ネット環境”も多い
・情報格差や教育機会の不平等につながる可能性も
インターネットは、単なる通信手段ではなく、生活の質や社会参加を左右するインフラ。
「つながらない家」があることを知ることが、よりよいIT社会への第一歩かもしれません。
阿久梨絵でした!
