iPhone で「このAppは共有できません」と出る理由──ファミリー共有の落とし穴と対処法

こんにちは、阿久梨絵です!
iPhone のApp Storeでアプリをダウンロードしようとしたとき、突然表示されるこのメッセージ:「このAppは共有できません

一見すると意味がわかりにくいですが、これはファミリー共有やApple IDの設定に関係する“見えない制限”が原因です。今回はこのエラーの原因と、すぐできる対処法をわかりやすく解説します。

「このAppは共有できません」とは?

このメッセージは、主にファミリー共有を使っているApple IDで、他のメンバーが購入したアプリをダウンロードしようとしたときに表示されます。

主な原因は以下の通り

アプリがファミリー共有非対応
・購入者のApple IDが共有設定をオフにしている
App Storeの地域設定や年齢制限に引っかかっている
有料アプリの再ダウンロード制限(一部の国・プランで発生)

原因別チェックポイント

原因内容対処法
アプリが共有非対応一部のアプリは著作権や契約上、共有不可App Storeで「ファミリー共有対応」か確認
Apple IDの共有設定購入者が「購入の共有」をオフにしているファミリー管理者が設定を見直す
年齢制限子ども用Apple IDで制限がかかっているスクリーンタイム設定を確認・緩和
地域設定国によって共有可否が異なるApple IDの国設定を確認・変更
iCloudの不具合同期エラーで共有が反映されないiCloudを一度サインアウト→再ログイン

今すぐできる対処法

1. ファミリー共有の設定を確認

・「設定」 → 「Apple ID」 → 「ファミリー共有」 → 「購入の共有」がオン確認
管理者がオフにしていると、他のメンバーはダウンロード不可

2. App Storeでアプリの共有可否を確認

一部のアプリ(特にサブスク型)は共有不可
・App Storeの詳細ページに「ファミリー共有対応」の記載があるかチェック

3. スクリーンタイムの年齢制限を見直す

・「設定」 → 「スクリーンタイム」 → 「コンテンツとプライバシーの制限
「Appの制限」や「年齢制限」が原因の場合は緩和する

4. Apple IDの地域設定を確認

・「設定」 → 「Apple ID」 → 「メディアと購入」 → 「アカウント表示」 → 国または地域を確認
一部の国では共有制限が異なるため、変更が必要な場合も

補足:共有できないのは“バグ”ではなく“仕様”

このエラーは、Appleのファミリー共有の仕様に基づく制限であり、端末の故障やバグではありません
ただし、設定ミスや同期不具合で“本来共有できるはずのアプリ”が共有できないケースもあるため、冷静にチェックすることが大切です。

まとめ

このAppは共有できません」と出たときは、
Apple IDの共有設定・年齢制限・地域設定・アプリの対応状況を順番に確認することで、ほとんどのケースは解決できます。

ファミリー共有は便利ですが、“見えない制限”が多い設計でもあります。
だからこそ、設定を理解して使いこなすことが、トラブル回避の第一歩です。
阿久梨絵でした!

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