こんにちは、阿久梨絵です！
ノート パソコン を持ち歩くとき、地味に邪魔なのがACアダプター。
「なんでこんなに重いの？」と感じたこと、ありませんか？
この記事では、ACアダプターの中身と目的を、実用的にサクッと解説します。
ACアダプターとは何か？
ACアダプターは、家庭用コンセント（交流＝AC）から電気を取り出し、パソコンが使える形（直流＝DC）に変換する装置です。
つまり、電気の通訳者みたいなもの。
・家のコンセント：100Vの交流（AC）
・パソコン本体：数十Vの直流（DC）
・ACアダプター：この変換を担当
なぜ重い？中に何が入ってる？
ACアダプターが重い理由は、電気を安全に変換するための部品がぎっしり詰まっているからです。
主な構成はこんな感じ
| 部品名 | 役割 |
|---|---|
| トランス（変圧器） | 電圧を下げる |
| コンデンサ | 電気を安定させる |
| 整流回路 | 交流を直流に変える |
| 放熱板・ヒートシンク | 熱を逃がす |
| ケース | 電磁波や衝撃から守る |
特にトランスとコンデンサはサイズが大きく、重さの原因になります。
さらに、発熱するので放熱構造も必要。これがまた重量に加わります。
なぜこんなにしっかりしてるの？
電気の変換って、実はかなり繊細で危険な作業。
電圧が不安定だと、パソコンの基板が壊れたり、最悪の場合発火することも。
だからこそ、ACアダプターには以下のような安全機能が詰まってます。
・過電流保護
・過熱防止
・短絡（ショート）防止
・ノイズフィルター
つまり、重さ＝安全性と信頼性の証なんです。
軽くする方法はある？
最近は「GaN（窒化ガリウム）」という新素材を使った小型・高効率アダプターも登場しています。
・サイズ：従来の半分以下
・重さ：200g前後
・発熱：少ない
・価格：やや高め
持ち運びが多い人にはおすすめですが、互換性や出力には注意が必要です。
まとめ
ACアダプターが重いのは、電気を安全に変換するための技術が詰まっているから。
ただの黒い箱じゃなく、 パソコン を守る縁の下の力持ちなんです。
もし「重いな…」と感じたら、GaNアダプターへの乗り換えも検討してみてください。
阿久梨絵でした！
