BitLockerでPCを守る! Windows 11の暗号化機能の使い方|設定手順と注意点

こんにちは、阿久梨絵です!
個人情報や業務データなど、PCには重要な情報がたくさん詰まっています
万が一、PCが盗まれたり紛失したりした場合でも、データを守るための強力な仕組みが「BitLocker」です

この記事では、Windows 11に搭載されているBitLockerの使い方と、設定時の注意点をわかりやすく解説します。

BitLockerとは?

BitLockerは、Microsoftが提供するドライブ暗号化機能です。
PCのストレージ全体を暗号化することで、第三者による不正アクセスを防ぎます。

主な特徴

TPM(Trusted Platform Module)と連携して安全性を確保
起動時にPINや回復キーで認証可能
外部ストレージ(USBなど)にも対応(BitLocker To Go)

BitLockerの設定手順【Windows 11】

BitLockerは「Windows 11 Pro」以上で利用可能です(Homeエディションでは利用不可)。

Step 1:TPMの有効化を確認

Win + R → tpm.msc でTPMが有効か確認
→ 「TPMが使用可能」と表示されていればOK

Step 2:BitLockerを有効化

1. 「設定」 → 「システム」 → 「ストレージ」 → 「詳細設定」 → 「ディスクとボリューム

2. 対象ドライブ選択 → 「BitLockerを有効にする

3. 回復キーの保存方法を選択(Microsoftアカウント/USB/印刷など)

4. 暗号化方法を選択(新しいPCなら「新しい暗号化モード」がおすすめ)

5. 暗号化開始

暗号化には数分〜数十分かかる場合があります。

回復キーの管理に注意!

BitLockerを有効化すると、回復キー(復号用の鍵)が発行されます
このキーを紛失すると、データにアクセスできなくなる可能性があるため、必ず安全な場所に保管しましょう。

おすすめの保存方法

Microsoftアカウントに保存(自動)
USBメモリに保存
紙に印刷して保管

BitLockerの活用シーン

利用シーンメリット
ノートPCの持ち歩き万が一の紛失・盗難時でもデータ漏洩を防止
業務用PCのセキュリティ社内情報・顧客データの保護に最適
外部ストレージの管理USBメモリや外付けHDDにも暗号化をかけられる(To Go)

注意点と制限事項

暗号化中はPCの動作が一時的に遅くなることがある
回復キーの紛失=データの復元不可
SSDやHDDの故障時にも復号が困難になる場合あり
Windows 11 HomeではBitLockerは利用不可(代替は「デバイス暗号化」)

まとめ

BitLockerは、 Windows 11に標準搭載された強力な暗号化機能
一度設定しておけば、日常的な操作に影響を与えず、万が一の事態に備える“見えない保険”になります。

セキュリティは気になるけど、何をすればいいかわからない
そんな方こそ、まずはBitLockerの導入から始めてみてください。
あなたのPCとデータが、もっと安全になります!
阿久梨絵でした!

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