こんにちは、阿久梨絵です!
パソコン のメモリを選ぶとき、「2枚1組がいいよ」と言われたこと、ありませんか?
でも、1枚じゃだめなの?と疑問に思った方も多いはず。
今回は、メモリの「チャネル構成」に注目して、1枚と2枚の違い・性能差・選び方のポイントをわかりやすく解説します。
メモリは「チャネル構成」で性能が変わる
| 構成 | 説明 | 特徴 |
|---|---|---|
| シングルチャネル | メモリ1枚で動作 | 通常速度/最低限の構成 |
| デュアルチャネル | メモリ2枚1組で動作 | 帯域幅2倍/処理が高速化 |
| クアッドチャネル | メモリ4枚1組(対応機種のみ) | 高性能PC向け/動画編集・3D処理に有利 |
2枚1組のメリット:デュアルチャネルの効果
データ転送速度が理論上2倍
→ CPUとメモリ間の通信が並列化され、処理がスムーズに
ゲーム・動画編集・複数アプリ同時起動に強い
→ 特に内蔵GPU使用時は効果が大きい
同じ容量でも、1枚より2枚の方が高速
例:16GB×1枚より、8GB×2枚の方が快適
じゃあ、1枚じゃだめなの?
→ いいえ、1枚でも動作はします!
・シングルチャネル構成でも、Windowsは問題なく起動・動作
・メモリ容量が十分なら、ライトな作業(Web・Office)には十分
・ただし、処理速度や安定性はやや劣るため、重い作業には不向き
注意点:2枚使うなら“同じ規格”で!
・容量・速度・メーカーが違うと、性能が落ちる/不安定になる
・例:8GB+4GB → 4GBだけがデュアルチャネル、残りはシングル扱い
・速度が違うと、遅い方に合わせて動作(例:3200MHz+2400MHz → 2400MHzで動作)
メモリ選びのポイント
| 使用目的 | おすすめ構成 |
|---|---|
| Web・Office中心 | 8GB×1枚(シングルでもOK) |
| ゲーム・動画編集 | 8GB×2枚(デュアルチャネル) |
| 画像・3D・AI処理 | 16GB×2枚以上(高速+安定性) |
まとめ
メモリは1枚でも動きますが、2枚1組にすることで「デュアルチャネル」が有効になり、処理速度や安定性が大きく向上します。
特に、内蔵GPUを使うPCや重い作業をする人には、2枚構成が圧倒的におすすめ。
メモリは“ただの容量”ではなく、“通信の太さ”でもある。
だからこそ、構成と組み合わせを意識することで、 パソコン の本来の力を引き出せるのです。
阿久梨絵でした!
