こんにちは、阿久梨絵です!
中古パソコン は、価格だけ見れば魅力的。
でも、スペックや状態を見誤ると「遅い」「壊れた」「使えない」の三重苦に。
今回は、実際に中古PCを選ぶときに絶対チェックすべき5つのポイントを、UX設計者の視点で整理してみます。
① 型番──“世代”で性能がまるで違う
型番は、CPUの世代やグレードを見抜くための鍵。
たとえば「Core i5-8250U」の「8」は第8世代を意味します。
| 型番の見方 | 意味 |
|---|---|
| Core i5-8250U | 第8世代(2017年頃) |
| Ryzen 5 5500U | 第5世代(2021年頃) |
第8世代以降のIntel/第2世代以降のRyzenなら、日常用途には十分。
型番が古すぎると、OSのアップグレードやアプリの動作に支障が出ることも。
② バッテリー──“膨張”と“寿命”に注意
中古ノートPCのバッテリーは、ほぼ確実に劣化しています。
持ち時間が短いだけでなく、膨張して筐体が歪むことも。
| チェック項目 | 方法 |
|---|---|
| 残存容量 | 「powercfg /batteryreport」で確認可能 |
| サイクル数 | 300回以上なら交換検討 |
| 交換可能か | 内蔵型か着脱式かを確認 |
設計容量の70%以上が残っているものが理想。
交換できるモデルなら、後から対応も可能です。
③ SSD──HDDなら即スルー
ストレージは、SSD搭載が絶対条件。
HDDモデルは起動も動作も遅く、UXが崩壊します。
| ストレージ | 快適度 |
|---|---|
| HDD(500GB) | 遅い・音がうるさい・寿命短い |
| SSD(256GB以上) | 起動が速い・静か・長寿命 |
最低でも256GB、できれば512GB以上が理想。
CrystalDiskInfoなどで健康状態も確認しておきましょう。
④ OS──サポート期限とライセンスを確認
OSは、Windows 11対応モデルがベスト。
Windows 10は2025年10月でサポート終了予定です。
| チェック項目 | 内容 |
|---|---|
| OSの種類 | Windows 11推奨。10は要アップグレード確認 |
| ライセンス認証 | 正規ライセンスかどうかを「設定」→「ライセンス認証」で確認 |
| CPUの対応状況 | Intel第8世代以降/Ryzen 2000以降がWindows 11対応 |
非対応CPUに無理やりWindows 11を入れているモデルは、更新プログラムが受け取れないリスクがあるので注意。
⑤ 保証──“安さ”より“安心”を選ぶ
中古PCは、保証の有無で信頼度が変わります。
初期不良や隠れた故障があっても、保証があればリカバリー可能。
| 保証タイプ | 内容 |
|---|---|
| 初期保証(1〜2週間) | 到着後すぐの不具合に対応 |
| 延長保証(1〜3年) | 長期使用でも安心。有料でも価値あり |
| 認定再生PC | Microsoft認定の再生品ならOSも安心 |
信頼できるショップで、保証付きモデルを選ぶのが鉄則です。
まとめ
安いだけで選ぶと、UXが崩壊する。
でも、型番・バッテリー・SSD・OS・保証の5つを押さえれば、快適で長く使える一台に出会えます。
中古パソコン 選びは、スペックの“数字”だけじゃなく、
その裏にある“設計思想”と“使う人の体験”を見抜く力が試される。
阿久梨絵でした!
