こんにちは、阿久梨絵です!
メールヘッダーとは、メールの「宛先」「送信元」「経路」「認証情報」などが記録された部分です。普段は見えませんが、迷惑メールやなりすましメールを見抜くためには、このヘッダー情報がとても重要です。
Thunderbird では、簡単な操作でヘッダーを確認できます。
Thunderbirdでメールヘッダーを表示する方法
方法①:ヘッダー表示を「すべて」に切り替える
1. Thunderbirdで対象のメールを開く
2. メニューバーの「表示」→「ヘッダー」→「すべて」を選択
※メニューバーが表示されていない場合は Altを押すと一時的に表示されます
3. メール上部に詳細なヘッダー情報が表示されます
表示される項目例
Authentication-Results: spf=pass; dkim=pass; dmarc=pass
Received: from mail.example.com (192.0.2.1)
Return-Path: <spoofed@example.com>
方法②:メッセージのソースを表示(詳細な生データ)
1. メール一覧画面で対象メールを右クリック
2. 「メッセージのソースを表示(S)」を選択
※表示されない場合はショートカットキー Ctrl + U(Macは Command + U)を使用
3. 別ウィンドウでメールの全文(ヘッダー+本文)が表示されます
ヘッダーで確認すべきポイント
| 項目 | 内容 | 意味 |
|---|---|---|
| Authentication-Results: | SPF/DKIM/DMARCの認証結果 | PASSなら信頼性あり |
| Received: | メールの経路 | どのサーバーを通ったか |
| Return-Path: | 実際の送信元 | From: と異なる場合は注意 |
| Message-ID: | メールの一意識別子 | 不自然な形式は偽装の可能性あり |
補足:オンラインツールで解析する方法
Thunderbirdで表示したヘッダーをコピーして、以下のツールに貼り付けると詳細解析が可能です。
・[Google Admin Toolbox Messageheader]
・[MXToolbox]
・[Mail-Tester]
まとめ
Thunderbirdでは、メールヘッダーを「すべて表示」または「メッセージのソース表示」で簡単に確認できます。迷惑メールやなりすましを見抜くためには、SPF・DKIM・DMARCの認証結果や送信元情報をチェックする習慣が大切です。
メールの安全性を自分で判断できるようになると、詐欺や情報漏洩のリスクを大きく減らせます。ぜひ、 Thunderbird でのヘッダー確認を活用してみてください!
阿久梨絵でした!
