ノートンの QUIC /HTTP3スキャンって?新しい通信をちゃんと守るセキュリティ機能

こんにちは、阿久梨絵です!
最近、Webの通信方式が「HTTP/3」や「 QUIC 」に変わってきているのをご存じでしょうか?
ChromeやEdgeなどの最新ブラウザでは、すでにこの新しいプロトコルが使われていて、私たちは知らないうちにQUIC通信を利用しています。

QUIC/HTTP3ってなに?

QUICはGoogleが開発した新しい通信プロトコルで、従来のTCPではなくUDPをベースにしています
HTTP/3はそのQUICの上に乗って動くWeb通信の新しいルール。特徴としては

通信が高速で安定
接続の再試行がスムーズ
通信内容が暗号化されていて安全性が高い

…と言われていますが、実はセキュリティソフトからは“見えにくい”通信でもあるんです。

ノートンのQUIC/HTTP3スキャンとは?

ノートンでは、こうした新しい通信方式にも対応するために「QUIC/HTTP3スキャン」という機能が搭載されています。
これは、QUIC経由で行われる通信の中にマルウェアや不正な挙動がないかをチェックする機能です。

従来のファイアウォールやウイルス対策では、TCPベースの通信しか監視できないことが多かったのですが、QUICはUDPベースなので、そのままだとスルーされてしまう可能性があります。

ノートンのこの機能は、そうした“見えない通信”にも目を光らせてくれる、いわば次世代の見守り役です。

設定の確認ポイント

ノートンを使っている方は、設定画面から「QUIC/HTTP3スキャン」が有効になっているか確認してみましょう。
バージョンによっては自動でオンになっていることもありますが、手動で確認しておくと安心です。

まとめ

QUIC やHTTP/3は、Webの進化に欠かせない技術ですが、その裏には新しいセキュリティリスクも潜んでいます。
ノートンのQUIC/HTTP3スキャンは、そうしたリスクに対応するための先回りの対策だと感じました。

通信が速くなった=安全になった」と思いがちですが、実際には見えにくくなっただけという面もあるので
セキュリティソフト側の進化もとても重要だなと実感しています。
阿久梨絵でした!

上部へスクロール
Verified by MonsterInsights