こんにちは、阿久梨絵です!
EXCEL で大量のデータを扱うとき、今どのセルを見ているかが分かりづらくなること、ありませんか?
そんなときに便利なのが「アクティブセルに色を付ける」テクニック。
今回は、チェック作業を効率化するための2つの方法をご紹介します。
方法①:VBAでアクティブセルの行・列に色を付ける
手順
1. EXCELを開いて Alt + F11 でVBE(Visual Basic Editor)を起動
2. 対象のシートを選択
3. 「Worksheet」を選び、以下のコードを貼り付け
Private Sub Worksheet_SelectionChange(ByVal Target As Range)
Cells.Interior.ColorIndex = 0 ‘ すべての色をリセット
Dim r As Long, c As Long, i As Long, j As Long
r = Target.Row
c = Target.Column
For i = 1 To r
Cells(i, c).Interior.Color = RGB(123, 174, 255)
Next i
For j = 1 To c
Cells(r, j).Interior.Color = RGB(123, 174, 255)
Next j
End Sub
使用例

色の変更方法
・RGB(123, 174, 255) の数値を変更すれば、好みの色にカスタマイズ可能
注意点
・元の書式が上書きされるため、作業用コピーで使うのがおすすめ
・保存時は「マクロ有効ブック(.xlsm)」形式にする必要あり
方法②:条件付き書式でアクティブセルの行に色を付ける
手順
1. 表全体を選択
2. 「ホーム」→「条件付き書式」→「新しいルール」
3. 「数式を使用して…」を選択し、以下の数式を入力
=CELL(“row”)=ROW()
4. 書式で塗りつぶし色を設定して完了!

使用例

補足
・セル移動後に F9で再計算すると色が更新されます
・VBAが使えない環境でも導入可能
どちらを使うべき?
| 比較項目 | VBA | 条件付き書式 |
|---|---|---|
| 柔軟性 | 高い(列・行両方対応) | 行のみ |
| 導入難易度 | 中級者向け | 初心者向け |
| 書式の保持 | 上書きされる可能性あり | 既存書式と共存可能 |
| 更新方法 | 自動 | 手動(F9) |
まとめ
・アクティブセルに色を付けると、視認性が向上しミスが減る
・VBAなら行・列両方に色付け可能
・条件付き書式なら手軽に導入できる
EXCELでのチェック作業をもっと快適に。
ぜひ、あなたの業務にも取り入れてみてください!
阿久梨絵でした!
