こんにちは、阿久梨絵です!
ITの世界ではよく聞く「 エミュレータ 」と「シミュレーター」。
どちらも「何かを再現するツール」ですが、実は目的やしくみがちょっと違うんです。
今回はこの2つの言葉の違いを、やさしく・ふんわり整理してみます。
まずはざっくり違いを整理!
| 項目 | エミュレータ | シミュレーター |
|---|---|---|
| 意味 | 実際の動作を“そっくり再現” | 状況や環境を“模擬的に再現” |
| 目的 | 別のシステムを完全に模倣 | 実験・訓練・予測など |
| 例 | Androidエミュレータ、ゲーム機エミュレータ | フライトシミュレーター、回路シミュレーター |
| 精度 | 実機とほぼ同じ動作を目指す | 結果や挙動を近づけることが目的 |
| 使用場面 | ソフト開発・互換動作 | 教育・安全なテスト・研究など |
たとえるなら…
エミュレータは「そっくりさん」
シミュレーターは「ごっこ遊びの舞台装置」
エミュレータとは?
あるシステムを、別の環境で“そっくり動かす”ためのツールです。
たとえば
・パソコン上でスマホアプリを動かす「Androidエミュレータ」
・最新PCで昔のゲーム機を再現する「ファミコンエミュレータ」
・MacでWindowsソフトを動かす「仮想環境エミュレータ」
「実機がなくても、まるで本物みたいに動く」
それがエミュレータのすごさです。
シミュレーターとは?
現実の状況や環境を“模擬的に再現”するツールです。
たとえば
・パイロット訓練用の「フライトシミュレーター」
・電子回路の動作を試す「回路シミュレーター」
・気象や災害の予測に使う「環境シミュレーター」
「本番は危ないから、まずは安全な仮想空間で試してみよう」
そんな“予行演習”にぴったりなのがシミュレーターです。
まとめ
・ エミュレータ は「本物そっくりに動かす」
・シミュレーターは「本物っぽく状況を再現する」
どちらも「まねる」ことには変わりないけれど、
目的や使い方がちょっと違うんですね。
技術の世界にも、“そっくりさん”と“ごっこ遊び”がある。
それって、ちょっとかわいくて、やさしい発見です。
阿久梨絵でした!
