Bingで sitemap が止まる理由──“処理中”のまま動かない構造とその対策

こんにちは、阿久梨絵です!
Bing Webmaster Toolsで sitemap を送信したのに、
「処理中」のまま24時間以上ステータスが変わらない──そんな状況、ありませんか?

今回は、実際の事例をもとに「なぜ処理中が続くのか」「何を確認すべきか」「UX設計者としてどう捉えるべきか」を整理してみました。

処理中のまま止まるsitemapとは?


・page-sitemap.xml
・sitemap.txt
・post-sitemap4.xml
・post-sitemap5.xml

これらは、送信済みなのに「成功」にならず、“処理中”のまま止まっている状態
しかも、送信から24時間以上経過しても変化なし

原因として考えられること(Bing版)

① サーバー応答が遅い/タイムアウトしている

sitemapファイルにアクセスしたとき、レスポンスが遅い/不安定だとBing側で処理が保留されることがあります。
特に .txt や分割された .xml は、URL数が多いと処理負荷が高くなる。

② sitemapの構文エラーやリンク切れ

XMLの構文が正しくても、内部リンクに404やリダイレクトが多いと処理が止まることがあります。
Bingは「読み取れるが、インデックスに値しない」と判断することも。

③ Bing側のインデックス処理が遅延している

Bingでは、インデックス処理に数日〜数週間かかるケースも報告されています。
処理中ステータスが長引くのは、一時的なキュー待ちやクロール待ちの可能性も。

④ sitemapの内容が重複している/優先度が低い

同じURLが複数のsitemapに含まれていると、優先度が下がり処理が後回しになることがあります。
例:sitemap.xmlとpost-sitemap.xmlに同じURLが含まれている。

対処法・確認ポイント

チェック項目内容
sitemap URLに直接アクセスブラウザで開いて、即表示されるか確認(遅いとNG)
robots.txtの記述sitemapのURLが正しく記載されているか
XML構文チェックXML Sitemap Validatorなどで検証
Bingで再送信「再送信」ボタンで手動リトライ(効果あり)
サーバーログ確認Bingbotのアクセスログがあるか(404や500が出ていないか)
IndexNowの活用Bingに即時通知できるAPI機能も検討価値あり

UX設計者の視点:sitemapは“検索体験の入口”

sitemapは、Bingにとって「サイトの地図」。
処理が止まると、新しいページが検索に出てこない=UXが崩れる

sitemapは“構造設計”
処理中は“案内板が読まれていない”状態
検索流入が減ると、体験の入口が閉じる

だからこそ、sitemapの健全性はUX設計の一部として扱うべきです。

まとめ

sitemapの構文・URL整合性をチェック
サーバー応答速度を確認
robots.txtや重複構成を見直す
Bingで再送信してみる
IndexNowで即時通知も検討

「送ったから終わり」ではなく、“読まれているか”までがUX設計
検索体験の入口を守るために、 sitemap の状態は定期的にチェックしましょう。
阿久梨絵でした!

上部へスクロール
Verified by MonsterInsights