こんにちは、阿久梨絵です!
「 絵文字 って何バイトなの?」
「見た目は小さいのに、データ的には重いって本当?」
そんな疑問に、文字コードの仕組みと絵文字の正体から答えてみます。
結論:絵文字は最大4バイト!
絵文字は、UTF-8という文字コード体系で表現されるとき、3〜4バイト使うことがほとんどです。
| 文字 | バイト数(UTF-8) | 例 |
|---|---|---|
| 英字(A〜Z) | 1バイト | A → 41 |
| 漢字(日本語) | 3バイト | 漢 → E6 BC A2 |
| 絵文字 | 4バイト | 😊 → F0 9F 98 8A |
つまり、絵文字は英数字の約4倍のデータ量を持つ“重量級文字”なんです。
なぜそんなに重いの?
絵文字は、Unicodeの中でも特殊なコードポイント(U+1F600など)に割り当てられていて、その範囲がUTF-8では4バイトで表現される領域に属しています。
さらに、絵文字には「肌の色」「性別」「組み合わせ」などを表現するために、
ゼロ幅結合子(ZWJ)という特殊な文字を使って複数の絵文字を合成することもあります。
→ これにより、1つの絵文字が実質8〜12バイトになることも。
文字は世界共通。でも日本発
絵文字文化は1990年代の日本(NTTドコモのiモード)から始まりました。
その後、Unicodeに正式採用され、今では世界中のスマホ・SNS・OSで共通の絵文字が使われるようになりました。
つまり、絵文字は日本発の“感情のグローバル言語”なんです。
実務での注意点
・文字数制限:SNSやフォームで「○○文字以内」と言われても、絵文字は1文字で4バイト以上になるため、制限に引っかかることも
・文字化け:古いシステムや文字コードが合っていないと、絵文字が「□」や「?」になることも
・データ容量:絵文字を多用すると、ファイルサイズや通信量が増えることもある
まとめ
絵文字 は見た目以上に“重い”文字。
UTF-8では最大4バイト、場合によってはそれ以上。
文化的には、日本発の感情表現が世界標準になった証。
そのバイト数の裏には、技術と文化が交差した歴史が詰まっているんです。
阿久梨絵でした!
