こんにちは、阿久梨絵です！
「誰かがコードを上書きしてしまった…」
「どのバージョンが最新かわからない…」
そんなトラブルを防ぐために使われるのが、 Git （ギット）。
Gitは、コードの履歴管理とチームでの共同作業をスムーズにするためのツールです。
この記事では、Gitの基本操作から、チーム開発で役立つベストプラクティスまでを紹介します。
Gitの基本操作：まずは個人で使ってみよう
1. リポジトリの作成
git init
・プロジェクトフォルダ内で実行すると、Git管理が開始されます。
2. ファイルのステージングとコミット
git add .
git commit -m “初回コミット”
・add で変更をステージに追加し、commit で履歴として保存します。
3. 履歴の確認
git log
・変更履歴を確認できます。誰がいつ何をしたかが一目瞭然。
4. リモートリポジトリとの連携（GitHubなど）
git remote add origin https://github.com/ユーザー名/リポジトリ名.git
git push -u origin main
・GitHubにコードをアップロードして、チームと共有できます。
チーム開発でのベストプラクティス
1. ブランチ運用を徹底する
・main（またはmaster）は常に安定版
・機能追加は feature/機能名 ブランチで
・バグ修正は fix/バグ名 ブランチで
git checkout -b feature/login
2. Pull Request（PR）でレビューを行う
・直接mainにPushせず、PRを通してレビュー・承認を得る
・コメントで意図や変更点を明記する
3. コンフリクト（競合）を恐れずに対処する
・同じファイルを複数人が編集すると、競合が発生
・git merge や git rebase で解決できるが、冷静に差分を確認することが大切
4. コミットメッセージは明確に
・NG例：「修正」「変更」
・OK例：「ログイン機能のバリデーション追加」「ヘッダーのレスポンシブ対応」
よく使うGitコマンドまとめ
| コマンド | 説明 |
|---|---|
| git status | 現在の状態を確認 |
| git diff | 変更点を確認 |
| git pull | リモートの変更を取得 |
| git push | ローカルの変更をアップロード |
| git branch | ブランチ一覧表示 |
| git checkout | ブランチの切り替え |
まとめ
Git を使いこなすことで、コードの安全性とチームの生産性が大きく向上します。
戦略的で丁寧な開発を目指すなら、Gitの運用も美しく整えていくことが重要です。阿久梨絵でした！
