ブートセクタ感染型ウイルス とは?仕組み・被害・対策をやさしく解説

こんにちは、阿久梨絵です!
ブートセクタ感染型ウイルス は、コンピュータの起動時に読み込まれる「ブートセクタ」と呼ばれる領域に感染するウイルスです。
この領域は、OSを立ち上げるための最初の命令が記録されている重要な部分で、ここにウイルスが潜むことで、PCが起動する前から感染が始まります

どんな仕組みで感染するの?

外部記憶装置からの感染

感染したUSBメモリや外付けHDDをPCに接続して起動すると、ウイルスがブートセクタに書き込まれます

OS起動前に動作開始

通常のウイルス対策ソフトが起動する前にウイルスが活動を始めるため、検出・駆除が難しいのが特徴です。

自己増殖と拡散

一度感染すると、他の接続デバイスにも感染を広げ、ネットワーク経由で企業全体に広がることもあります。

感染するとどうなる?

被害内容説明
OSが起動しなくなる起動エラーやブルースクリーンが発生する
データの破損・消失ファイルが開けなくなったり、消えてしまう
他のPCへの感染感染デバイスを使うことで他のPCにも広がる
業務停止企業ネットワーク全体が麻痺する可能性も

対策方法まとめ

対策内容
外部デバイスのスキャンUSBメモリなどは使用前にウイルスチェック
BIOS/UEFIの保護機能ブートセクタの書き換えを防ぐ設定を有効にする
正規のOSメディアを使用改ざんされたインストールメディアは使わない
セキュリティソフトの導入ブートセクタウイルス対応の製品を選ぶ

まとめ

ブートセクタ感染型ウイルス は、PCの「心臓部」に潜む危険なウイルスです。
古典的な手法ながら、現代でもUSBメモリやネットワーク経由で感染するケースがあり、油断は禁物。
「起動前に感染する」という特性を理解し、日頃からの対策を徹底することで、被害を未然に防ぎましょう。
阿久梨絵でした!

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