こんにちは、阿久梨絵です!
Git でバージョン管理しているはずなのに、なぜかデスクトップに現れる謎のzipファイル。
その名も「final_最終版_v2_本当にこれ.zip」。
「いや、 Git 使ってるよね?」と自分にツッコミを入れたくなる瞬間、ありませんか?
今回は、そんな“zip逃げ”の心理と背景、そしてそれを防ぐための実践的なヒントをお届けします。
なぜGitを使っていてもzipを作ってしまうのか?
1. 「とりあえず残しておきたい」心理
Gitにコミットしていても、「この状態だけは絶対に残しておきたい」という不安がよぎると、zipに逃げたくなります。
特にリリース直前やレビュー提出前など、“精神的スナップショット”としてzipを作る人は多いはず。
2. 共有のしやすさ
「Git知らない人に渡すからzipで」
「メール添付用にまとめておきたい」
こうしたGit外の世界との接点が、zip生成のトリガーになります。
3. Gitの運用ルールが曖昧
・ブランチ運用が混乱している
・コミットメッセージが信用できない
・差分が追えない
こうなると、「zipで固めた方が安心」というGit不信が生まれます。
zipファイル名に込められた“人間らしさ”
・final.zip
・final2.zip
・final_修正済み.zip
・final_最終版_v2_本当にこれ.zip ←NEW!
この進化の系譜は、人間の不安と混乱の歴史そのもの。
Gitがどれだけ優れていても、「これで本当に大丈夫か?」という感情はzipに姿を変えて現れます。
zip逃げを防ぐための3つの習慣
1. タグを活用する
Gitのgit tagを使えば、「この状態が大事」を明示できます。
例:git tag v1.0-final → git push origin v1.0-final
2. READMEやCHANGELOGで安心感を可視化
「何が変わったか」「どこが最終か」を明文化することで、zipに頼らずとも安心できる環境を作れます。
3. zipを作るなら
“意図的に”どうしてもzipが必要なときは、
・release_20250623.zip
・client_delivery_v1.2.zip
など、意味のある命名とGit連携を意識しましょう。
まとめ
「final_最終版_v2_本当にこれ.zip」は、 Git があっても人間が不安になることの証。
でも、 Git の機能を正しく使いこなせば、その不安は減らせるんです。
zipに逃げたくなったら、まずは「なぜ不安なのか?」を見つめてみましょう。
その先にあるのは、“zipに頼らない自分”かもしれません。
阿久梨絵でした!
