こんにちは、阿久梨絵です!
「パソコンの時計って、いつの間にかズレてる…」
「自動で補正されてるはずなのに、なんで?」
そんな疑問に答えるべく、Windowsの時刻管理の仕組みと、正確に保つためのコツを解説します。
パソコンの時計はどれくらい正確?
Windowsパソコンには「ハードウェアクロック」と「システムクロック」の2種類の時計が存在します。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| ハードウェアクロック | マザーボードに搭載。電源OFF時もCMOS電池で動作。精度はやや低め |
| システムクロック | OSが管理。起動中に使用され、インターネット経由で補正される |
通常は約9時間に1回、インターネット上の「タイムサーバー」と同期して自動補正されます。
自動補正の仕組みとは?
Windowsは「NTP(Network Time Protocol)」という仕組みを使って、時刻を補正しています。
・標準では「time.windows.com」というタイムサーバーと同期
・日本国内では「NICT(情報通信研究機構)」のサーバーに変更するとより正確
補正間隔はレジストリ編集で最短約8.5分まで短縮可能
時計がズレる原因と注意点
| 原因 | 内容 |
|---|---|
| インターネット未接続 | タイムサーバーと同期できず、ズレが蓄積 |
| CMOS電池の劣化 | 電源OFF時の時計が止まり、起動時にズレが発生 |
| タイムゾーン設定ミス | 正しい時刻を取得しても表示がズレる |
| 同期タイミングの不具合 | 補正タイミングにPCがスリープ中などで同期失敗 |
時計のズレは、メール送信エラーやSSL接続失敗など、意外なトラブルの原因になります
正確に保つための設定方法
自動補正をONにする
1. 「スタート」 → 「設定」 →「時刻と言語」→「日付と時刻」
2. 「時刻を自動的に設定する」をON
3. 必要に応じて「今すぐ同期」をクリック
タイムサーバーを変更する
1. 「インターネット時刻」タブ →「設定の変更」
2. サーバー欄に ntp.nict.jp を入力
3. 「今すぐ更新」で同期
まとめ
・Windowsの時計は自動補正されるが、精度は完璧ではない
・インターネット接続と設定次第で、精度は大きく変わる
・タイムサーバーの変更や補正間隔の調整で、より正確に保てる
「時計なんてズレても大丈夫」と思っていたら、意外な落とし穴があるかも。
今すぐ、あなたのPCの時計をチェックしてみましょう!
阿久梨絵でした!
