こんにちは、阿久梨絵です!
Windows のレジストリは、OSやアプリの設定情報が詰まった超重要なデータベース。
便利なカスタマイズができる一方で、誤った操作はシステム不具合や起動不能の原因にもなります。
「ちょっと設定を変えただけなのに、PCが不安定になった…」
そんなとき、慌てずにできる復旧方法を紹介します。
レジストリ操作ミスの復旧方法
1. システムの復元を使う
Windowsには「以前の状態に戻す」機能が標準搭載されています。
手順
1. スタートメニュー →「回復」または「システムの復元」と検索
2. 復元ポイントを選択(レジストリ変更前の日付)
3. 「復元」を実行
これで、レジストリを含むシステム設定が元に戻ります。
2. レジストリのバックアップから復元
もし事前にレジストリをエクスポートしていた場合は、以下の手順で復元可能です。
手順
1. Windows+R → regedit と入力して起動
2. メニューから「ファイル」→「インポート」
3. 保存していた `.reg` ファイルを選択して復元
3. SFC(システムファイルチェッカー)を使う
レジストリの破損が原因でWindowsが不安定な場合、SFCで修復できることがあります。
手順
1. Windows+R →「cmd」と検索
2. 右クリック →「管理者として実行」
3. コマンド:sfc /scannow を入力してEnterを押します。
システムファイルの整合性をチェックし、破損があれば自動修復。
4. DISMツールでさらに深い修復
SFCで直らない場合は、DISM(Deployment Imaging Service and Management Tool)を使います。
1.コマンドプロンプト画面(手順は上記3.SFC参照)より以下のコマンドを入力してEnterを押します。
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
これにより、Windowsのイメージ全体を修復できます。
5. 最終手段:Windowsの初期化
ここまでの方法でも復旧できない場合、Windowsの「初期化」機能を使って、システムをまっさらな状態に戻すことができます。
ただしこれは、本当に最後の手段。
実行すると、アプリや設定がすべて消えるため、慎重な判断が必要です。
・スタート →「設定」→「更新とセキュリティ」→「回復」→「このPCを初期状態に戻す」
個人ファイルを残すかどうか選べますが、アプリや設定は消えるので注意。
予防策:レジストリ編集前に必ずバックアップ!
・regedit →「ファイル」→「エクスポート」でバックアップを取る
・システムの復元ポイントを作成しておく
・編集は慎重に。ネットの情報は必ず複数確認!
まとめ
レジストリは、 Windows を“自分仕様”にできる強力なツール。
でもそれは、慎重に扱うことで初めて活かせる力です。
「触る前に守る」「困ったら戻す」──この2つを意識するだけで、安心してカスタマイズできますよ。
阿久梨絵でした!
