こんにちは、阿久梨絵です!
Webやアプリを使っていると、よく見かける「 ☆ (星マーク)」。
一見シンプルで親しみやすいアイコンですが、ITの世界では文脈によって意味がまったく異なるため、ユーザーが混乱する原因にもなっています。
今回は、そんな「☆」の多義性と、それがユーザー体験に与える影響について掘り下げてみます。
「☆」が意味するもの一覧
| 使用シーン | 意味 | 備考 |
|---|---|---|
| ブラウザ(Chrome, Edgeなど) | ブックマーク | ページを保存する機能。クリックで登録・解除 |
| GmailやOutlook | 重要マーク | メールを目立たせるためのフラグ。検索フィルターにも使える |
| GitHub | スター(評価・お気に入り) | リポジトリの人気度を示す指標。フォローとは別物 |
| Google Maps | 保存(お気に入り) | 場所を保存するが、ラベルやリストで分類も可能 |
| Amazonやレビューサイト | 評価(★1〜★5) | ユーザーの満足度を示すスコア。数が多いほど高評価 |
| UIデザインツール(Figmaなど) | ピン留め・注目 | 特定の要素を固定表示するためのマーク |
なぜ紛らわしいのか?
見た目が同じなのに意味が違う
→ ユーザーは「☆を押したら何が起こるのか」が直感的にわかりにくい
操作結果が一貫していない
→ あるサービスでは「保存」、別のサービスでは「評価」になってしまう
ラベルがないと誤解されやすい
→ アイコン単体で表示されると、初心者は混乱しやすい
UI/UX的な改善ポイント
ツールチップやラベルを明示する
→ 「ブックマークに追加」「重要としてマーク」など、動作を明確に
アイコンの差別化
→ 例えば「保存」は📌、「評価」は🌟など、用途に応じて別アイコンを使う
ユーザー教育も重要
→ 初回利用時に簡単な説明を表示することで、誤操作を防げる
まとめ
「 ☆ 」は視認性が高く、ユーザーの注意を引きやすいアイコンです。
しかし、意味が多すぎて一貫性がないため、特に初心者や非IT層にとっては混乱のもとになりがちです。
UI設計者や開発者は、アイコンの意味を明確に伝える工夫をすることで、ユーザー体験を大きく改善できます。
そしてユーザー側も、「この☆は何を意味しているのか?」を意識することで、より快適にツールを使いこなせるようになります。
阿久梨絵でした!
