こんにちは、阿久梨絵です!
EXCEL で関数を使おうとすると、こんな画面が出てきますよね。
=IF(論理式, 真の場合, 偽の場合)
=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索方法)
…え?
論理式?検索値?列番号?
「引数」って何のこと?
EXCEL初心者が関数でつまずく最大の理由は、“引数の意味がわからない”ことなんです。
この記事では、関数の「引数」って何?どう考えればいいの?を、やさしく解説します!
そもそも「引数」って何?
引数とは「関数に渡す材料」
関数は、何かを計算・判定・検索するための“命令”。
その命令に必要な情報(材料)を渡すのが「引数」です。
例
=SUM(A1:A5)
・関数:SUM(合計を求める)
・引数:A1:A5(合計したい範囲)
「何を合計するか?」という材料を渡している=引数
よく使う関数と引数の意味
| 関数 | 引数の例 | 意味 |
|---|---|---|
SUM(range) | A1:A5 | 範囲の合計 |
IF(condition, true, false) | A1>80, "合格", "不合格" | 条件判定と結果分岐 |
VLOOKUP(value, table, col, type) | "商品A", A2:D10, 2, FALSE | 検索と値の取得 |
COUNTIF(range, criteria) | A1:A10, ">100" | 条件に合う数を数える |
引数は「何を」「どうするか」を関数に伝えるための情報!
なぜ引数でつまずくのか?
1. 言葉が抽象的すぎる
・「論理式」「検索値」「列番号」など、意味がピンとこない
2. 順番がわからない
・引数の順番が違うと、結果がまったく変わる
3. 何を入れればいいか迷う
・範囲?値?文字列?セル?
・型が違うとエラーになることも
引数を理解するコツ
関数の説明を読む(関数ウィザード)
・関数を入力すると、引数ごとの説明が表示される
・「fx」ボタン → 関数ウィザードで、引数を1つずつ確認できる
例文で覚える
・=IF(A1>80, “合格”, “不合格”)
→ 「もしA1が80より大きければ“合格”、そうでなければ“不合格”」
・=VLOOKUP(“商品A”, A2:D10, 2, FALSE)
→ 「A2:D10の中から“商品A”を探して、2列目の値を返す」
実例で覚えると、引数の意味がスッと入ってくる!
関数の構造を図解する
関数は「命令+材料」のセット。
例えば
=関数名(材料1, 材料2, 材料3)
→ 材料が「引数」
→ 関数が「それをどう処理するか」
図や色分けで視覚的に理解すると、初心者でも迷わない!
まとめ
EXCEL の関数は、引数の意味がわかれば一気に使いやすくなる!
・引数=関数に渡す情報(材料)
・意味を理解するには「例文」「ウィザード」「図解」が効果的
・最初は難しくても、慣れれば“関数が味方になる”
次回EXCELで関数を使うときは、「この関数は何を求めてる?」と考えてみてください。
きっと、関数がぐっと身近に感じられるはずです!
阿久梨絵でした!
