こんにちは、阿久梨絵です!
マクロウイルスとは、Microsoft WordやExcelなどの「マクロ機能」を悪用して感染するコンピュータウイルスの一種です。
マクロとは、繰り返し作業を自動化するための便利な機能ですが、これを悪用してウイルスを仕込むことで、文書ファイルを開いた瞬間に感染が広がる仕組みになっています。
感染の仕組みと手口
マクロウイルスは、以下のような手口で感染します。
メールの添付ファイル
・「請求書」や「人事異動のお知らせ」など、もっともらしい名前のWordやExcelファイルが送られてくる。
マクロの有効化を促すメッセージ
・ファイルを開くと「コンテンツの有効化」などのボタンが表示され、ユーザーがクリックするとマクロが実行されて感染。
自己増殖型のウイルス
・感染したPCのOutlookアドレス帳から他人にウイルス付きメールを送信する機能を持つものもあります。
感染するとどうなる?
マクロウイルスに感染すると、以下のような被害が起こる可能性があります。
・他のファイルやPCへの感染拡大
・データの破壊や漏洩
・ランサムウェアなど他のマルウェアの導入
・メールの自動送信による情報拡散
マクロウイルスの対策方法
| 対策 | 内容 |
|---|---|
| マクロの自動実行を無効化 | Officeの設定でマクロを無効にする(初期設定では無効) |
| 添付ファイルを安易に開かない | 不審なメールの添付ファイルは開かない |
| セキュリティソフトの導入 | AI型アンチウイルスなど、未知の脅威にも対応できるものが有効 |
| 定期的なスキャン | 感染チェックを定期的に行うことで早期発見が可能 |
まとめ
マクロウイルス は、便利なマクロ機能を悪用した古典的な手口ですが、近年再び被害が増加しています。
「マクロ=危険」ではなく、「マクロを悪用するウイルスが危険」なのです。
正しい知識と対策を持って、安全にOfficeを活用しましょう。
阿久梨絵でした!
