こんにちは、阿久梨絵です!
EXCEL で表を作るとき、つい使いたくなる「セルの結合」。
でも実はこれ、見た目は整っても、機能面ではトラブルの温床になることが多いんです。
この記事では、セル結合が引き起こす問題と、代替テクニック「中央揃え(選択範囲内)」の使い方を紹介します。
セル結合が引き起こす代表的なトラブル
| 機能 | 問題点 |
|---|---|
| フィルター | 結合セルがあると、正しく抽出できないことがある |
| 並べ替え | 結合セルのサイズが不一致だとエラーになる |
| 関数処理 | SUMやVLOOKUPで意図しない参照になることがある |
| コピー&ペースト | 貼り付け先の形が一致しないとエラーになる |
結合セルは「見た目のための操作」ですが、データ処理の自由度を大きく制限してしまいます。
解決策:「中央揃え(選択範囲内)」を使おう!
見た目だけ整えたいなら、セル結合ではなく「中央揃え(選択範囲内)」がベスト。
手順は以下の通りです。
1. 中央に配置したいセル範囲を選択
2. 「ホーム」タブ → 「配置」グループ → 「セルの書式設定」
3. 「配置」タブ → 横位置を「選択範囲内で中央」に設定
4. OKを押して完了!
これだけで、結合せずに中央揃えされたような見た目が実現できます。
なぜ「中央揃え(選択範囲内)」が優れているのか?
・セルは独立しているので、関数・並べ替え・フィルターが正常に動作
・表の構造が崩れないため、再編集や共有時のトラブルが激減
・見た目も整っていて、請求書や報告書などの資料にも使いやすい
まとめ
「セル結合」は便利そうに見えて、実務では避けるべき操作。
代わりに「中央揃え(選択範囲内)」を使えば、見た目の美しさと機能性の両立が可能です。
EXCEL を“見せるツール”から“使えるツール”へ。
その第一歩は、セル結合を卒業することかもしれません。
阿久梨絵でした!
