Slack に「既読」がないことが、逆に不安を生む──読まれているかどうか、わからないという設計の功罪

こんにちは、阿久梨絵です!
チームでのやりとり、プロジェクトの進行、ちょっとした雑談──
Slack は、仕事の場に、静かに定着したコミュニケーションツールです。

でも、ふとした瞬間にこんな違和感を覚えたことはありませんか?

読まれてるか、わからない

既読がないという設計

Slackには、LINEのような「既読」表示がありません
誰が読んだか、いつ読んだか──それは、見えないままです。

読んでいるかもしれない
でも、読んでいないかもしれない
返信がないと、どこか不安になる

この曖昧さは、自由であると同時に、不安でもある

なぜ既読がないのか?

Slackは、非同期コミュニケーションを前提に設計されています。

すぐに返さなくてもいい
自分のタイミングで読めばいい
「読んだかどうか」を気にしないことで、心理的な負担を減らす

それは、優しい設計でもあります。
でも、実際にはこうしたことが起こります。

重要な連絡が、読まれているか不安になる
既読がないことで、“放置されている”ように感じる
返信が遅れると、関係性に影響する気がしてしまう

見えないことが、見えない圧になる

「読んだかどうか」を確認できない
でも、読んでいるかもしれない
その曖昧さが、静かなストレスになることがある

Slackは便利だけれど、
見えない設計が、見えない圧を生むこともある。
それは、使う人の心の動きに、そっと影響している。

まとめ

Slackには「既読」がない
非同期の自由さを守る設計
でも、読まれているか不明なことで不安が生まれる
見えないことが、見えない圧になることもある

便利なはずのツールでも、
“見えない”ことが、使う人の気持ちに影響する

Slack の既読なし設計──
その功罪を知っておくだけで、
少しだけ、やりとりの余白が優しくなるかもしれません。
阿久梨絵でした!

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