こんにちは、阿久梨絵です!
EXCEL で連番やパターンを入力するとき、よく使うのが──
オートフィル(AutoFill)
セルの右下をドラッグするだけで、連続データや数式を自動でコピー・予測してくれる超便利機能です。
でも…
・勝手に予測してくるけど、たまにズレる
・意図しない値が入ってしまう
・気づかずにそのまま使ってしまう
そんな経験、ありませんか?
この記事では、オートフィルの仕組みと“ズレる原因”をわかりやすく解説します!
オートフィルとは?
オートフィルは、EXCELが入力されたデータのパターンを自動で判断して、続きの値を生成する機能です。
代表的な使い方
| 入力 | オートフィル結果 |
|---|---|
| 1, 2 | 3, 4, 5…(連番) |
| 月曜日 | 火曜日, 水曜日…(曜日) |
| 2025/8/1 | 2025/8/2, 2025/8/3…(日付) |
| =A1+1 | =A2+1, =A3+1…(数式) |
右下の「フィルハンドル」をドラッグするだけ!
なぜズレるのか?予測の“クセ”を知ろう
1. パターンが曖昧なとき
・例:セルに「1」「3」と入力 → EXCELは「+2の連番」と判断
・でも実際は「1」「3」「5」「7」…ではなく「1」「3」「6」「10」だったかも?
対策:最初の3つ以上の値を入力して、意図を明確にする
2. 数式の参照がズレる
・例:=A1+1 をオートフィル → =A2+1, =A3+1…と変化
・でも、元の式は =A1+1 を固定したかった!
対策:絶対参照($A$1)を使うとズレない
3. 日付や曜日の予測が意図と違う
・「月曜日」をオートフィル → 「火曜日」「水曜日」…と続く
・でも実際は「月曜日」だけを繰り返したかった!
対策:Ctrlを押しながらドラッグすると“コピー”になる
4. 書式や空白セルが混ざっている
・空白や異なる書式があると、EXCELがパターンを誤認識することも
対策:範囲を整えてからオートフィルを使う
オートフィルの“裏技”も知っておこう
Ctrl + ドラッグで「コピー」
→ 予測せず、元の値をそのまま繰り返す
オートフィルオプションを使う
→ ドラッグ後に出る「⚙」アイコンから「連続データ」「値のコピー」などを選べる
カスタムリストを作成
→ 独自の並び(例:部署名、プロジェクト名など)を登録してオートフィル可能!
まとめ
EXCEL のオートフィルは、作業効率を爆上げしてくれる神機能。
でも、EXCELが勝手に予測してくれるぶん、意図とズレることもあるんです。
・パターンを明確にする
・絶対参照を使う
・Ctrlやオプションで制御する
次回オートフィルを使うときは、「EXCELが何を予測してるか?」を意識してみてください。
きっと、もっとスマートに使いこなせるようになりますよ!
阿久梨絵でした!
