こんにちは、阿久梨絵です!
EXCEL で関数を書くとき、「文字列って“ダブルクォーテーション”で囲むんだっけ?それとも‘シングルクォーテーション”?」と迷ったことはありませんか?
実はこの2つ、役割がまったく違うんです。
今回は、EXCEL関数における「”」と「’」の使い方を、初心者にもわかりやすく整理してみましょう。
ダブルクォーテーション(”)の役割
文字列を囲むために使う
EXCEL関数では、文字列を引数として指定する場合、ダブルクォーテーションで囲みます。
=IF(A1=”合格”, “おめでとう”, “再チャレンジ”)
この例では、”合格” や “おめでとう” が文字列として扱われています。
ダブルクォーテーションを文字として表示したい場合
そのまま `” “` を使うとエラーになるので、二重にして `””` と書く必要があります。
=”今日は “”晴れ”” です”
=”今日は ” & CHAR(34) & “晴れ” & CHAR(34) & ” です”
出力結果:今日は “晴れ” です
シングルクォーテーション(’)の役割
シート名を囲むために使う
関数内でスペースや記号を含むシート名を指定する場合、シングルクォーテーションで囲みます。
=VLOOKUP(A1, ‘売上 2025’!A1:B100, 2, FALSE)
このように、シート名に空白がある場合は `’売上 2025’` のように囲む必要があります。
よくある間違い
| 間違った例 | なぜダメ? |
|---|---|
| =IF(A1=’合格’, ‘OK’, ‘NG’) | シングルクォーテーションでは文字列を囲めない |
| =VLOOKUP(A1, “Sheet1”!A1:B10, 2, FALSE) | シート名はダブルクォーテーションでは囲めない |
まとめ
| クォーテーション | 用途 | 例 |
|---|---|---|
| “(ダブル)” | 文字列を囲む | “合格” |
| ‘(シングル)’ | シート名を囲む | ‘売上 2025’!A1:B10 |
EXCEL 関数では、「文字列=ダブルクォーテーション」「シート名=シングルクォーテーション」と覚えておけば安心です!
阿久梨絵でした!
