AIが“指示なし”で動く時代── エージェント型AI (Agentic AI)とは?

こんにちは、阿久梨絵です!
ChatGPTやCopilotの登場で、AIが私たちの仕事や生活に深く入り込んできました
でも今、さらに一歩進んだAIの形として注目されているのが「 エージェント型AI (Agentic AI)」です。

AIが“自分で考えて動く”ってどういうこと?
便利そうだけど、ちょっと怖くない?

そんな疑問にお答えしながら、Agentic AIの仕組みと私たちの付き合い方を解説します。

エージェント型AIとは?──“命令待ち”から“自律行動”へ

従来のAI(例:チャットボットやCopilot)は、
「ユーザーの指示に応じて動く」=受動的なアシスタントでした。

一方、Agentic AIは…

目的を理解し、自分でタスクを分解・実行
必要な情報を自ら探しに行く
結果を評価し、次の行動を調整する

つまり、“自律的に動くAI”なんです。

例えるなら…
従来のAI:秘書(指示されたことをこなす)
Agentic AIマネージャー目的に向かって自分で動く

どうやって動いているの?

Agentic AIは、以下のような構成で動いています。

機能役割
LLM(大規模言語モデル)自然言語の理解・生成の中核(GPT-4など)
メモリ会話履歴やタスクログを保持し、文脈を理解
ツール実行機能Web検索、コード実行、API連携など
自己評価ループ結果を振り返り、次の行動を改善

この構造により、Agentic AIは「考えながら動く」ことが可能になります。

どんな場面で使われているの?

すでに海外では、以下のような分野で活用が始まっています。

自動コーディング:仕様を読み取り、コードを生成・修正(例:OpenDevin)
カスタマーサポート:顧客の履歴をもとに最適な対応を自動化
データ分析:KPIに基づくレポートを自動生成
学習支援:学習者の理解度に応じて教材を提案・出題

これまで“人間がやっていた判断”を、AIが担う時代が始まっています。

私たちはどう付き合うべき?

Agentic AIは便利な反面、「暴走しないの?」という不安もあります。

人間が目標を設定することが前提
AIは“目的達成の手段”として動く
倫理・安全性の設計がますます重要に

つまり、AIに任せる範囲と責任の線引きがこれからの課題です。

まとめ

Agentic AIは、単なるツールではなく「目的を共有するパートナー」のような存在になりつつあります。

・「AIが勝手に動く」ではなく
・「AIが一緒に考えてくれる

そんな未来が、もうすぐそこに来ているのかもしれません。
阿久梨絵でした!

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