こんにちは、阿久梨絵です!
EXCEL で関数を入力したら、突然こんなメッセージが出たことありませんか?
「循環参照があります」
…え?
参照が循環?
何を言ってるのか、さっぱりわからない!
この記事では、EXCEL初心者がつまずきがちなこのエラーの意味と、原因・対処法・予防策をわかりやすく解説します。
「循環参照」とは?
簡単に言うと──
自分自身を参照してしまっている関数のこと
例
セル A1 に
=A1 + 10
と入力すると、A1が自分自身を参照していることになり、計算が成立しなくなる。
これが「循環参照」です。
どうして起こるの?
循環参照は、関数の参照先が間違っているときに起こります。
よくあるケース
合計を出したいセルに、そのセル自身を含めた範囲を指定してしまう
例:=SUM(A1:A10) を A10 に入力してしまう
複数セルで相互に参照し合っている
例:A1 → B1 → A1 のようなループ
EXCELは「無限ループになるかも」と判断して、エラーを出します。
対処法
エラーの場所を確認する
1. メニューの「数式」タブをクリック
2. 「エラーチェック」 → 「循環参照」から、該当セルを確認
EXCELがどのセルで循環参照が起きているか教えてくれます!
関数の参照範囲を見直す
・=SUM(A1:A9) のように、自分自身を含まない範囲に修正
・相互参照している場合は、計算の順序を見直す
意図的に使う場合は「反復計算」をONに
一部の高度な計算では、循環参照を意図的に使うこともあります。
その場合は、設定で「反復計算」を有効にする必要があります。
設定方法
1. 「ファイル」→「オプション」→「数式」
2. 「反復計算を使用する」にチェック
3. 最大反復回数や許容誤差を設定
初心者にはおすすめしません。基本は「循環参照=ミス」と考えてOK!
まとめ
EXCELの「循環参照があります」は、関数の参照ミスを教えてくれるありがたいエラーです。
・原因は「自分自身を参照してしまっている」こと
・対処法は「参照範囲の見直し」
・意図的に使う場合は「反復計算」をONに
次にこのエラーが出たら、焦らず「どこで自分を参照してる?」と冷静にチェックしてみましょう。
EXCEL との距離が、ちょっと縮まるかもしれません!
阿久梨絵でした!
