こんにちは、阿久梨絵です!
Googleアナリティクス4(GA4)を見ていて、こんな表示に出くわしたことはありませんか?
参照元チャネル: Unassigned (未割り当て)
しかも、え?この数……多すぎない??
ちょこっと混ざっているだけならスルーできるけど、“ Unassigned が上位を占めている”となると、さすがに何かがおかしい。
この記事では、 Unassigned の意味・原因・見直すポイントを、初心者にも分かりやすく、でもきちんと深く解説します!

「Unassigned」って何?
GA4における「Unassigned(未割り当て)」とは、
どのチャネルにも分類できなかったセッション(訪問)のことです。
通常、訪問者の流入は以下のように分類されます。
・Organic Search(自然検索)
・Direct(直接アクセス)
・Referral(外部リンク)
・Paid(広告)
・Social(SNS経由)など
しかし、「分類ルールに当てはまらない訪問」はすべてUnassignedに入れられるのです。
Unassignedが「大量に出る」主な原因
| 原因カテゴリ | 具体的な事象 | 見直しポイント |
|---|---|---|
| 🔗 パラメータ不備 | SNSやメールのリンクにUTMパラメータが付いていない/壊れている | URLにutm_sourceやutm_mediumが正しく設定されているか確認 |
| 📱 アプリ or QR経由 | LINE、Instagramアプリ、アプリ内ブラウザ、QRコードからの流入 | 外部参照元が正しく渡らない場合あり。パラメータ必須 |
| 🧩 GTMやGAの設定ミス | トラッキングコードが重複・未発火・旧コード併用など | Googleタグの検証ツールやデバッグビューで動作確認 |
| 📊 チャネル定義の不一致 | カスタムチャネル設定が上書きされている | GA4「管理」>「チャネルグループ」設定を確認 |
チェック&対処のステップ
1. Unassignedの参照元URLを洗い出す
→ 探索レポートで「session source」や「landing page + query string」などを組み合わせて調査
2. パラメータのルール統一
→ 社内やチームで使うUTMテンプレートを整備し、配信前にチェックリスト化
3. 外部アプリ流入にはURL短縮 orパラメータ必須
→ SNS/LINE/QRコード経由には`?utm_source=LINE&utm_medium=qr`などの明示的付与が有効
4. チャネル定義のカスタマイズも視野に
→ 「Unassignedになってほしくない流入」にフィルタをかけて、自動分類されるよう設定可能
Unassigned=ダメ、ではない
未分類のセッションがあること自体は悪ではありません。
むしろ「新しい流入経路」が見つかるチャンスでもあります。
ただし、それが“全体の3割を占める”などの場合は、確実に見直しの余地アリ。
意味のない数字を見続けないためにも、「分類できる状態」を整えることが大切です。
まとめ
「 Unassigned 」は“分類不能”の合図。
対処のコツは「URLパラメータ × タグ設定 × チャネル定義」の見直し!
実際のプロジェクトでは、Unassignedを2割→5%以下に抑えた事例もあります。
GA4のクセを知って、納得感あるデータを取り戻していきましょう。
阿久梨絵でした!
