Web上での 半角スペース と全角スペースの違い—HTML・CSS・プログラムの視点から解説

こんにちは、阿久梨絵です!
Webサイトやプログラムでは、 半角スペース (” “)と全角スペース(” ”)の扱いが異なることがあります
「なぜ表示が変わるのか?」「検索結果に影響するのか?」など、HTML・CSS・プログラムの視点から詳しく解説します!

1. HTMLでの半角スペースと全角スペースの違い

半角スペース(” “)

通常の空白として認識される → 1バイトの文字として扱われる
複数の半角スペースは1つにまとめられる → `Hello’+半角スペース2文字+’ World` → `Hello World`
特殊な空白を作るには ` ` を使用 → `Hello  World` で2つのスペースを確保

全角スペース(” ”)

1つの文字として認識される2バイトの文字として扱われる
複数の全角スペースはそのまま表示される → `Hello  World` → `Hello  World`
検索エンジンでは「1つの単語」として扱われることがある → 「スマホ ケース」と「スマホ ケース」で検索結果が異なる

2. CSSでの半角スペースと全角スペースの違い

半角スペースの扱い

・`white-space: normal;` の場合、複数の半角スペースは1つにまとめられる
・`white-space: pre;` を指定すると、半角スペースがそのまま表示される
・`letter-spacing` を使うと、文字間のスペースを調整できる

全角スペースの扱い

全角スペースは「文字」として認識されるため、改行の影響を受けにくい
フォントによってスペースの幅が異なることがある
・CSSで `text-indent` を使うと、全角スペースの代わりに適切なインデントを設定できる

3. プログラム(JavaScript・Python)での違い

半角スペースの処理

`trim()` を使うと、前後の半角スペースを削除できる → `” Hello World “.trim()` → `”Hello World”`
`split(” “)` で単語を分割できる → `”Hello World”.split(” “)` → `[“Hello”, “World”]`

全角スペースの処理

全角スペースは `” ”` として認識されるため、`trim()` では削除されない
`replace(/\u3000/g, ”)` を使うと、全角スペースを削除できる → `” Hello World ”.replace(/\u3000/g, ”)` → `”HelloWorld”`
検索エンジンでは「1つの単語」として扱われるため、データ処理時に注意が必要

まとめ

HTMLでは、半角スペースは通常の空白、全角スペースは「文字」として認識される
CSSでは、半角スペースは `white-space` の設定によって変化し、全角スペースはフォントの影響を受ける
プログラムでは、半角スペースは `trim()` で処理できるが、全角スペースは `replace(/\u3000/g, ”)` で削除する必要がある

WebサイトのSEOやプログラムの処理を考える際には、 半角スペース と全角スペースの違いを理解し、適切に使い分けることが重要です。
阿久梨絵でした!

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