こんにちは、阿久梨絵です。
財布の中が小銭だらけ。いざ使おうとしたら、券売機でエラー。
「えっ、なんで?お金はちゃんとあるのに…」と思ったこと、ありませんか?
実はそこには、法律で決まった“ 20枚ルール ”があるんです。
しかも、昔は「15枚まで」と聞いたことがある人もいるかもしれません。
今回はその背景と、困ったときの対処法をやさしく解説します。
なぜ“同じ硬貨は20枚まで”なの?
これは「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」第7条に定められています。
同一種類の硬貨は、額面の20倍までしか“強制通用力”がない
つまり、100円玉なら20枚(=2,000円)までは受け取りを拒否できないけれど、
21枚以上になると、相手(券売機や店舗)は受け取りを拒否してもOKということです。
「15枚まで」って聞いたことあるけど…?
実はこの“15枚説”、法律ではなく現場の運用や都市伝説に近い話です。
考えられる理由は
・昔の券売機や自販機が物理的に15枚までしか入らなかった
・一部の店舗が独自ルールで「15枚まで」としていた
・「20枚までOK」より「15枚まで」の方が印象に残りやすく広まった
つまり、法律上は20枚までOKですが、現場では15枚を目安にしていた時代もあったということですね。
じゃあ、21枚以上しか持ってないときはどうすれば?
紙幣を使う
→ 紙幣は使用枚数に制限なし。一番確実です。
硬貨を組み合わせる
→ 100円玉21枚ではなく、100円×19+10円×1+50円×1など、種類を混ぜて20枚以内に。
駅の窓口で相談する
→ 券売機が受け付けない場合、有人窓口で対応してもらえることも。
ICカードにチャージする
→ チャージ機で小銭を使ってSuicaやPASMOにチャージすれば、スマートに支払い可能。
まとめ
| 内容 | ポイント |
|---|---|
| 法律の上限 | 同一硬貨は20枚まで(額面の20倍) |
| 「15枚説」 | 法律ではなく、現場の慣習や誤解 |
| 対処法 | 紙幣を使う/種類を混ぜる/チャージする/窓口相談 |
「お金はあるのに使えない」なんて、ちょっと悔しいですよね。
でも、ルールを知っておくだけで、ちょっとしたトラブルを回避できます。
次に券売機の前で財布を開いたとき、
「この 20枚ルール 、実は法律だったんだな」と思い出してもらえたらうれしいです。
阿久梨絵でした!
