こんにちは、阿久梨絵です!
Python をコマンドプロンプトから起動した後、「どうやって終了するの?」と戸惑った経験はありませんか?
この記事では、Pythonの対話モードやスクリプト実行後にコマンドプロンプトへ戻る方法として、exit()関数の使い方をわかりやすく解説します。
対話モードでの終了方法
Windowsのコマンドプロンプトで python と入力すると、以下のような対話モードが起動します。
C:\> python
Python 3.10.0 (default, …)
>>>
この状態から終了して、コマンドプロンプトに戻るには以下の方法があります。
方法①:exit() を入力する
python
>>> exit()
これが最も一般的で安全な方法です。Pythonの内部で SystemExit 例外を発生させ、プロセスを終了します。
方法②:quit() でもOK
python
>>> quit()
exit() と同様に使えます。どちらも site モジュールによって定義されたエイリアスです。
方法③:Ctrl + Z → Enter
Windowsでは、以下の操作でも終了できます。
・Ctrl + Z を押す
・続けて Enter を押す
これは、EOF(End Of File)を送信することでPythonを終了させる方法です。
スクリプト内での終了方法
Pythonスクリプト内で明示的に終了したい場合は、exit() ではなく sys.exit() を使うのが一般的です。
python
import sys
def main():
print(“処理を開始します”)
sys.exit(“終了します”)
main()
・exit() は対話モード向け
・sys.exit() はスクリプトやアプリケーション向け
よくある誤解と注意点
・exit や quit を入力しても反応しない場合は、括弧付き(exit())で入力してみましょう
・Ctrl + C はプログラムを中断するだけで、終了にはならないことがあります
・exit() は SystemExit 例外を発生させるため、try-except でキャッチされることがあります
まとめ
Python を終了してコマンドプロンプトに戻るには、以下の方法が使えます。
方法 | 対象 | 備考 |
---|---|---|
exit() | 対話モード | 最も一般的な終了方法 |
quit() | 対話モード | exit()と同じ挙動 |
Ctrl + Z→Enter | 対話モード | EOF送信による終了 |
sys.exit() | スクリプト | 実務ではこちらが推奨 |
Pythonを使いこなすには、起動と終了の基本操作をしっかり押さえておくことが大切です。
阿久梨絵でした!